文化 スポットライト
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県松戸市
- 広報紙名 : 広報まつど 2025年7月15日号
■海外で得た経験と繋がりは一生の財産になります
オーストラリア・ホワイトホース市
クーナン・セカンダリーカレッジ(クーナン高校)日本語教師 ミア・ポールトン先生
「私の住んでいる場所はオーストラリアの中でも静かな街で、松戸市と少し似ているように感じます。日本に来たときは東京で買い物をした後に、静かな松戸の街を散策することが私の密かな楽しみです」と笑顔で話すのは、松戸市と姉妹都市のホワイトホース市にあるクーナン高校で、日本語教師を務めるミア・ポールトン先生。2015年から日本への留学プログラムを企画・運営し、松戸市青少年派遣プログラムや市立松戸高校からの留学生受け入れも行っています。10人のクーナン高校の生徒と共に先月、市立松戸高校に交換留学で日本を訪れたときに、インタビューを受けてくれました。
子どものころは美術が好きで、「日本で使われている漢字は美術作品のように美しく感じました」と話すミア先生は、セカンダリーカレッジ(中学校と高校を合わせた学校)時代から日本に興味を持っていたそうです。その後、一時は音楽教師を目指したミア先生でしたが、日本への思いが尽きず、日本語を学ぶため、改めて別の大学へ。卒業後は日本語教師として働くことになりました。
「留学プログラムの企画・立案は時間がかかる大変な仕事ですが、参加してくれる生徒たちの笑顔に癒されながら頑張っています。今年は定員をはるかに超える学生が日本への留学を希望したので、それとは別に日本旅行のプログラムも企画しています」と日本が好きな学生が増えていることを嬉しそうに話してくれました。
国際交流に興味のある日本の学生に向けては、「留学の機会があったら迷わず経験してほしいです。海外での経験はこれからの人生で必ず役に立ちます。海外に友達を作ることで世界とつながりができ、国際理解を深めることにもつながります」と熱いメッセージを残してくれました。
日帰りで日本の学校生活を体験できるショートプログラムなど、新しい企画も考案中だと話すミア先生の教育に対する熱い情熱は、これから先も松戸市とホワイトホース市の絆を深める架け橋となり、世界に羽ばたく学生たちの手助けをし続けてくれることでしょう。