- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県富津市
- 広報紙名 : 広報ふっつ 令和7年11月号 No.643
市民の皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかをお知らせします。
今回は令和6年度決算の概要、健全化判断比率の状況、令和7年度上半期予算執行状況などを公表します。
■令和6年度決算の概要
一般会計の歳入決算額は233 億5,223 万円で前年度比10.8%の増、歳出決算額は223 億1,207 万円で前年度比10.5%の増となりました。
前年度比較での主な増額要因は、令和7年4月に供用開始した学校給食共同調理場整備事業が約16 億円の増額、令和9年度に供用開始予定の第2期君津地域広域廃棄物処理施設整備事業が約3億9千万円の増額となったことが挙げられます。
市税は、定額減税の影響による個人市民税・所得割や固定資産税・償却資産が減額となりましたが、法人市民税・法人税割が増額となったため、市税全体では横ばいとなりました。
◆歳入

◆歳出

令和6年度に市民の皆さん1人あたりに使われたお金は、555,496円でした。
※歳出決算額÷40,166人
(住民基本台帳人口 令和7年3月31日現在)
◆一般会計の基金(貯金)残高推移
(1)財政調整基金 (2)その他の基金(単位:億円)

市の貯金である基金の残高は、前年度の44億4千万円から3千万円減の44億1千万円となりました。
このうち、財政調整基金は、前年度決算剰余金の2分の1以上の3億9千万円など、合計4億6千万円を積み立てましたが、当初予算などの財源や環境センター整備基金積立金の原資として6億4千万円を取り崩し、26億6千万円となりました。
◆一般会計の市債(借入金) 残高推移
(1)臨時財政対策債 (2)臨時財政対策債以外(単位:億円)

市の借入金の残高は、学校給食共同調理場整備事業の財源として地方債を借り入れたことなどにより、前年度の154 億7千万円から9億8千万円増の164 億5千万円となりました。市債は臨時財政対策債などを除き、将来に渡り便益を受けることとなる道路や建物の整備費などを借り入れ、その支払を分割させることで、現役世代と将来世代の住民とで負担を平準化させる役割を担っています。
全ての会計

◆健全化判断比率の状況
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、「健全化判断比率」を公表します。
算定した比率が国の定めた早期健全化基準や財政再生基準を上回ると、財政運営上危険な状態と判断され、それぞ
れの計画に従い、財政健全化を図ることになります。
富津市の令和6年度決算に基づく各比率は、いずれも基準を下回っています。
健全化判断比率

財政健全化の比率はいずれも基準を下回っています。
今後も引き続き、健全な財政運営に努めていきます。
