健康 けんこういんざい269

■あなたは大丈夫?「糖尿病予備群」
糖尿病は、全身をめぐる血液中の糖分が過剰になる病気で、この過剰な糖分が体中の血管を傷つけたり、炎症を引き起こすなどの悪影響を及ぼします。しかし初期段階では自覚症状がないため、自分が糖尿病と気付いていない人が多くいます。
血糖の高い状態を放置してしまうと、心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(合併症)を招くこともあります。また、糖尿病によって感染症や認知症、うつ病、がん、骨粗しょう症、歯周病などにかかりやすくなるともいわれています。
なお、糖尿病と診断されていなくても、血糖が高くなってきた状態は糖尿病予備群と呼ばれています。この予備群の段階でも、すでにからだの中では血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きが鈍くなり、血管のダメージによる動脈硬化が生じるなどの変化が起き始めています。
糖尿病にならないためには、なるべく早い段階から食事や運動などの生活習慣を見直すことが大切です。自覚症状のない糖尿病を早期に発見するための1番身近な方法は、健康診断です。年に一回は健康診断を受けましょう。

問合せ:健康増進課健康支援係
【電話】33-3270