健康 お元気ですか 精神保健福祉士です

■自分にやさしくする力 セルフコンパッションのすすめ
セルフコンパッションとは、困難な状況にある自分を、大切な人に接するように受けいれ、思いやりの心で自分をケアすることです。
失敗をしたときなどに、どんな言葉が浮かびますか?自分自身に対して「もっとがんばらなきゃ」と、厳しい言葉をかけていませんか?
もし、失敗をしたり、ストレスを感じているのが大切な人だったらどうでしょう?「誰にでも失敗はあるよ」などとやさしい言葉をかけて、寄り添うのではないでしょうか。
こんなふうに、自分が大切な人にかけたい言葉を、自分自身にもかけてあげてください。「よく頑張ったね」「疲れたね」と、実際に声に出して、もしくは、心の中で、言ってあげてください。
これは、甘やかしではなく、自分自身を支えるセルフケアのひとつの方法として、健全な手段です。
ほかの人に対してはやさしくできても、自分自身に思いやりの気持ちを向けるのは、なかなか簡単なことではありません。でも、セルフコンパッションは誰でもできる「心のスキル」です。自分をいたわることは、心の健康を保つための大切な土台となります。最初は照れくさくても、こっそり行えば大丈夫。ぜひ、練習してみてください。
日々の暮らしの中で、自分を追い詰めてしまいそうなときこそ、少し立ち止まり、自分にやさしいまなざしを向けてみましょう。

問合せ:障害福祉課
【電話】497-3483