くらし 【特集】市民インタビュー(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県富里市
- 広報紙名 : 広報とみさと 令和7年12月号
■自分が楽しむをモットーに自主的な活動を
今回、青少年相談員連絡協議会の一員として、青少年育成の分野で、ご活躍されている出山裕樹さんに、どのような活動をされているのか、また活動を通して感じた楽しさや想いなどのお話を聞きました。
▽富里市青少年相談員連絡協議会第21~22期目(2022年~)
出山裕樹さん(38歳)
▽「青少年相談員」とは…
県知事や市長の委嘱を受けて、子どもたちの笑顔のために、地域行事への協力のほか、スポーツや野外活動を通した体験学習イベントの企画・運営など、さまざまな活動を行っています。
▽青少年相談員の存在
青少年相談員(以下、青少相)の活動を始めたきっかけは、ほかに担い手がおらず、前任の人にやってほしいと依頼があったことです。七栄小学校区は、概ね3年周期で順番で役割を回しています。活動を始める前は、「青少相」という存在は知っていましたが、具体的にどういうことをしているか知らず、お祭りとかで焼きそばを作っている団体という認識でした。
▽青少相の活動の紹介
主な活動は、市内で行われる祭りの出店、各地区で行われる主催事業の企画・運営、ドッジボール交流会やペットボトルアート・イルミネーションツリーの点灯式の運営などです。
▽仕事からひらめきを得て、ゼロから企画した木工ワークショップ
印象に残っている活動は、一昨年、七栄小学校区の主催事業として開催した木工ワークショップ(貯金箱作り)です。
私自身がゼロから企画したのですごく大変でした。たまたま会社で、木を使ってアップサイクル(別の用途に作り替え、新たな価値を与えること)をするという動きがあり、そこで知り合った業者さんに、イベントの相談に乗ってもらいました。ワークショップで何を作るのかという検討から始まり、木材の手配や当日のスケジュール作成、業者とのやりとりなど、準備に合計2~3カ月くらいはかかり大変でしたね。
木工ワークショップでは、近隣市の木を使用したのですが、「この木はどこから来たでしょう?」というクイズを出して、木育の要素を入れる工夫もしました。
今年も七栄小学校区では、木工ワークショップを実施する予定で、木で楽器のカリンバを作ります。やすりをかけて表面をツルツルにして、組み立てて、音色の調整をして、最後はみんなで演奏会を行う予定です。
また、チラシや応募フォームも自分たちで作成しています。普段やらないことだから新鮮だし、自分の経験や力にはなっているなと感じます。
ほかにも、地区の協力事業として、七栄小学校の夏まつりや秋に行われた七栄親子まつりで焼きそばなどの販売、また青少相の主催事業では、ドッジボール交流会を開催しました。
ドッジボール交流会は、小学生だけでなく、ボランティアとして中学生・高校生も参加してくれました。
このように工夫して準備したイベントに、子どもたちが来てくれて、楽しそうに綿あめや焼きそばを食べたり、ドッジボールをする姿を見ていると、楽しいなって思います。子どもたちが楽しんでイベントに参加してくれるということが、やりがいになっています。
