くらし 【特集】市民インタビュー(2)

▽活動を通して地域との関わりが強くなった
自分が幼少期のときは、こども会でご近所の人と遊んだり、ずっと続いている七栄親子まつりにも参加してたりしました。
ただ、高校生・大学生になると、地元から離れる時間が長くなり、時間もなくなるので、自然と参加しなくなっていきました。
段々大人になってくると、きっかけがないと地域との関わりが少なくなってしまうかもしれないですね。
青少相の活動をしてからは、薄れていた地域との関わりが強くなりました。地域の人と関わる機会が増えたことで、より知っている人が増えたというか、深く知れるようになったと感じます。知り合いが増えると、地域の防犯にもつながりますし、自分のまちが好きになることにもつながるんじゃないかなと思います。

▽自分自身が楽しんで活動を
ボランティアの団体は、自分が楽しくなきゃ続かないと思っています。誰かに言われたから嫌々やっている活動は、自分自身が苦痛ですし、周囲にも悪い影響が伝わってしまいます。なので、まずは自分が楽しむようにするっていうのは大事だと思っています。
ボランティアの語源は、「自主的な」っていう意味なんです。日本では奉仕活動っていう意味が強いですが、本来の意味の「自主的な活動」を大切にしたいと思っています。ドッジボールでも自分自身が参加して一番楽しく動いているし、焼きそば作りも筋トレだと思って誰よりもたくさん作っています。

▽青少相の活動をいろいろな人に広めたい
青少相の活動内容などを掲載している「青空」というチラシを作成して学校に配布していますが、それを見たところで、「やりたい!」って思う人はいないと思うんですね。やっぱり人づてに「一緒にやろう」とか、指名で「お願い」っていう感じで依頼しないと、入りづらい組織になってしまっていると思うので、悩ましいところではあります。

長く1人の人が担うのも良いですが、その人が引退するときに次は誰がやるんだという話になるので、新陳代謝良く若手に引き継いでいかないとだめだと思っています。青少相自体を知らない人もいると思うし、知っていたとしても、何やっている人なのかわからない、どうやって参加すれば良いのかわからないという人も多いと思うので、上手く紹介することができれば良いなと思います。

▽青少相の活動を長く残せるように
富里市民には、協力的な人が多いと感じました。イベントを行う際は、PTAや地域の人、いろいろなボランティア団体などが協力して、企画から準備、運営を行っています。富里市は、昔から住んでいる人が一定数いて、その人たちが積み重ねてきたつながりの中で、今の富里市があることに、改めて良いなと感じました。時代の変化の中で、変えるべき点は変えるし、良い点は残す。メリハリをつけながら、今後も青少相の活動を継続していきたいです。いつか自分自身が青少相を交代したとしても、いろいろな人が経験することで、青少相自体の活動が広く地域に浸透していくと良いなと思います。

▽市民の皆さんにメッセージをお願いします
運営側に立って見える視点があると思います。地域の一員として、青少相でも良いし、ほかのボランティア団体でも良いし、何かやると新しい発見もあるし、新しい人脈もあるし、必ずしも大変なことばかりではないので、ちょっとでも興味があるなら、勇気を持ってチャレンジしてほしいです。
まちづくりに参画するって大事なことだと思いますし、一人ひとりが関わることによって住みよい富里、良いまちになると思います。

■ペットボトルアート・イルミネーションツリーが点灯しています
市青少年相談員連絡協議会と市内の小学生が制作したペットボトルアート・イルミネーションツリーが、点灯しています。
ぜひご覧ください。
場所・点灯期間:
〔末廣農場〕令和8年2月1日(日)まで
〔北部コミュニティセンター〕令和8年2月21日(土)まで

市青少年相談員連絡協議会の詳しい活動内容は、市公式ホームページに掲載しています。

問合せ:生涯学習課
【電話】92-1211