講座 大網病院だより1

■大網病院をもっと身近に
皆さんは大網病院を利用されたことがありますか。
今月号から「大網病院だより」の掲載を通じて、身近な市民病院としての役割や取り組みを紹介します。
大網病院は平成8年の開院から今年の5月で29年目を迎え、地域医療を支える病院として皆さんへ健康と安心を提供してまいりました。
かかりつけの患者さんのみならず、新規の患者さんやご家族にも一層、親しみを持ってもらえるよう職員一同、日々の職務に臨んでいます。
専門外来や健診の充実に加え、昨年11月には総合診療科も開設し、市民に寄り沿う診療体制を整備したところです。
さて、皆さんは市の「出前講座」をご存知だと思いますが、初回となる今回は大網病院が提供する出前講座を紹介します。
現在、大網病院では4つの講座を用意しています。
(1)ピロリ菌と胃がんの関係
ピロリ菌と胃がんのリスクを健診センター長が説明します(30分~60分)。
(2)診療と健康診断
保健診療と健康診断の違いについて健診センター長が説明します(30分)。
(3)がんについて知ろう
がんの事、治療、自分や身近な人ががんになってしまったら。がん専門の看護師が説明します(30分~40分)。
(4)フレイル健診について
要介護を予防するための健診について健診センター長が説明します(30分)。
令和2年以降、新型コロナウイルスの影響もあり、出前講座の開催も減少していましたが、昨年は当院のがんに関する認定看護師が地元の中学校に出向き、保健体育の一環としてがん教育の講師を務め、がんへの理解と命の大切さを呼び掛けました。
聴講した生徒からは、「丁寧な解説で分かりやすかった」、「恐ろしくもあるけれど日ごろの生活での予防が大切であることを知った」「友達ががんになったらどんな言葉を掛けるか自分なりの回答を考えたい」との感想があり、がんを正しく知り、考える契機となり大変好評でした。
大網病院の出前講座では、病気のこと、診療のことを分かりやすく情報提供します。気軽にお問い合わせください。

問合せ:大網病院
【電話】72-1121