子育て 令和7年度中学生模擬議会

栄町の未来をともに考え、ともに創る
11月13日に栄中学校の代表者7名が町議場に集まり、中学生ならではの視点から繰り出された質問の数々と、それに対する町の答弁の概要を合わせて紹介します。〔〕は担当課

■議長
今回中学生模擬議会に参加して、中学生議員皆さんのいろいろな意見や町執行部の方の思いや取組などを知ることができ、今の私たちにできることをしていきたいと思いました。また、今まで感じていた疑問などを直接聞くことができて良かったです。
今回の中学生模擬議会で議長を務めた経験を中学校での生活や学習に生かしていきたいです。

■AEDの設置について
町内におけるAEDの設置台数と設置箇所を知りたいです。
非常時の使用や設置場所の周知や今後の増設計画について教えてください。

現在、公共・民間施設合わせて46施設合計61台(第三者利用可能)が設置されています。県条例を参考に、人が多く集まる施設への設置を働きかけています。周知のため、施設出入り口へのAEDマーク表示を徹底し、今後は中心部以外の設置の均等化を図るなどの検討を進めてまいります。町民のAED使用率向上のため、救命講習への積極的な受講も推奨します。〔消防総務課〕

■学校環境について(整備について)
故障している学校の時計の修理目安や、古い校舎の長期的な改修計画を知りたいです。
また、体育館に設置されたエアコンを地域団体が利用する際、子どもの利用料はかかりますか。

校舎の改修は、建物の目標使用年数80年で計画を策定し、築30年で予防工事、50年で全面改修を順次進めます。小さな故障は学校からの報告で随時対応します。体育館エアコンの使用料について、地域のスポーツクラブなどが使用する場合、原則受益者負担となりますが、教育目的の中学校部活動地域展開を進めている団体やスポーツ少年団は減免申請手続を行うことで無料で使用可能です。〔生涯学習課〕

■町の道路管理について
自転車で通行する際、危険と感じる道路のデコボコしている箇所、町内道路の点検と管理方法はどのようにされていますか。
県が管理する県道の危険箇所について、町から県へ整備を要請していただけますか。

町道については、職員による週1回のパトロールや、通学路安全推進会議で把握した危険箇所を修繕しています。県が管理する「成田安食線」のデコボコ道については、町で状況を確認した上で、道路管理者である千葉県へ速やかに点検と整備を要請します。今後も住民からの情報提供を参考に、カーブミラー設置や区画線引き直しなどの維持管理を計画的に行い、安全確保に努めます。〔都市建設課〕

■町の飲食店や直売所について
町内の飲食店や直売所が少なく利用しにくい。空き地活用などにより、今後これらを増やしていく計画はありますか。
特産品をPRするため中学生ができる活性化の活動や自動販売機の活用は可能ですか。

創業支援補助金や空き店舗活用支援を行い、開業を後押ししています。観光拠点であるドラムの里は、農産物直売所の拡大とレストラン機能の強化を軸に令和9年6月のリニューアルを目指します。特産品の自動販売機については、メリット・デメリットを研究し、設置を希望する事業者への導入提案を進めます。中学生は「子どもまちづくり活動助成金」を活用したPR活動が可能です。〔経済環境課〕

■町の公園について
公園の草が伸びて遊びにくい場所があるが、公園の整備や除草作業はどのように計画されていますか。
公園の美化に関するボランティア活動に参加したい場合、情報を知ったり、参加したりする方法が知りたいです。

公園の景観・安全維持のため、年間3回の計画的な除草作業を実施しています。今後は、公園の再編集約化に向けた調査を行い、再編計画を作成します。ボランティアについては、町と協力して美化活動を行うアダプト制度(現在23団体登録)に参加できます。また、子どもたちが主体的に活動する場合は「子どもまちづくり活動助成金」の支援制度があり、町の美化活動を奨励しています。〔都市建設課〕

■少子高齢化について
栄町の年齢別人口や今後の推移、少子高齢化に対する具体的な町の対策を知りたいです。
また、もし人口が大幅に減少した場合、町はどのような状況になるのか教えてください。

町では2045年の人口1万6千人維持を目標とする総合戦略を策定しました。現在は、住宅取得支援や企業誘致で定住・移住を促進し、転入者が転出者を上回る状況を維持しています。もしもこのまま人口減少が進めば、公共サービスにも影響が出てくる可能性もありますが、「こどもまんなか宣言」のもと、子育て支援などを通じて、誰もが住み続けたいと思える町づくりを進めていきます。〔戦略推進室〕

問合せ:教育課学務指導班
【電話】33-7716