- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県栄町
- 広報紙名 : 広報さかえ 令和7年10月号vol.877
このコーナーでは、町民のみなさんに、まちづくりの課題と今後の取組みをお知らせするため「まちのこれから」=「まちこれ!」と題し紹介していきます。
■シーズン到来!今だけ味わえる「どらまめ」
I.「どらまめ」とは
栄町の特産品として広く親しまれている“どらまめ”は、「丹波黒」と呼ばれる黒大豆の高級品種で、栽培が難しいと言われる中、平成10年から栽培が始まり、龍伝説が今も息づく栄町のイメージキャラクター「龍夢(ドラム)」にちなんで“どらまめ”と名付けられました。
▽枝豆として3つの旨い旬を楽しめる
はしり…さわやかな甘みを楽しむ「はしり」は、10月上旬の採れ始めの若い枝豆です。
さかり…黒大豆の風味とコク、甘みが増す「盛り」は10月中旬から下旬の時期です。
なごり…豆の薄皮の色がやや紫を帯びて、ますます風味とコク、甘みを感じる「名残り」は10月下旬に食べることができます。
II.ここでしか買えない!栄町どらまめ(枝豆)・商品マップ
布鎌地区を通る国道356号バイパス沿線を中心に、生産者の直売所や龍の産直館、ナリタヤ安食店などでも購入することができます。
III.どらまめキャンペーン
栄町産黒大豆「どらまめ」の枝豆や「どらまめ」を使用した料理を町内の飲食店で食べられるキャンペーンを実施します。
この機会に、ぜひご賞味ください。
開催日:10月18日(土)~26日(日)
参加店(合計16店)
・割烹 金田屋◆
・中華四川料理 華園◆
・海鮮和食仲々 安食店◆
・そば和食 八郎治
・そば処 くろむぎ
・中華料理 香林
・居酒屋 泉
・居酒屋 かた山
・居酒屋 はぎちゃん
・居酒屋 なゆた
・居酒屋 はなまる
・居酒屋 出舟
・お好み焼き しょうや
・中国料理 安庵
・手打ちラーメンさど
・印旛そば 石亭
※◆どらまめを使用した料理提供店
問合せ先:栄町商工会
【電話】95-0245
■のむら農園さんにインタビュー!!
今年度から「栄町黒大豆研究会」の会長に就任することになりました野村斗士夫です。
6年前にIT業界から転身し、「どらまめ」の栽培を始め、仲間とともに味や品質を守りながら生産・販路拡大に取り組んできました。
これからは、加工品づくりや食文化の普及を進め、「関東で黒大豆といえばどらまめ」と言われるように頑張ります。ぜひ皆さんに「どらまめ」を味わっていただき、その美味しさを広めていただきたいです。
栄町黒大豆研究会では「どらまめ」のオーナー制度を実施しています。
IV.「どらまめ」を使った商品
芳醇なコクと独特な甘みがあり、煮豆や枝豆としてはもちろん、スイーツなども続々登場しています。高級黒大豆ならではの贅沢で上品なおいしさです。
・黒豆の生カステラ
販売店:金田屋
問合せ:【電話】95-1105
・どら豆味噌
販売店:龍の産直館
問合せ:【電話】95-3518
・まめかん
販売店:春月堂
問合せ:【電話】95-0027
・ふっくら黒豆玄米ごはん
販売店:金田屋
問合せ:【電話】95-1105
・どらまめ甘納豆
販売店:NOLAND
問合せ:【電話】85-4214
・どらマド
販売店:自由ヶ丘
問合せ:【電話】36-8877
・きな粉
販売店:龍の産直館
問合せ:【電話】95-3518
V.未来に繋ぐ「どらまめ」
子どもたちが町や地域を知り、ふるさとへの愛情を深められるよう、今年は安食小学校、布鎌小学校で「どらまめ」の栽培・収穫体験を行っています。実際に土に触れ、作物が育つ過程を学ぶことで、生産者への感謝や食への関心を育むことに繋がっています。
「どらまめ」は、栽培開始から27年が経ち、町の特産品として定着してきました。これまで生産者の高齢化が課題となっていましたが、近年では世代交代が進み、新しい担い手も増えてきたことから、本場・兵庫県丹波篠山を訪ね、市場の動向を踏まえた販路拡大や、新しい価値を加えてブランド化を図る先進事例を学びマーケティング戦略の転換を目指しています。また、AIの活用も視野に入れ、作業の効率化による人手不足解消と作業負担軽減など、収益性の向上や農業の持続可能性を高め、これからも町自慢の「どらまめ」を未来に繋いでいきます。
問合せ:経済環境課農政班
【電話】33-7713
