- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長柄町
- 広報紙名 : 広報ながら 令和7年5月19日号(NO.512)
■宮坂陽一郎議員(一問一答方式)
1.町長の「子育て千葉県一」を目指す取組について
問:議員
県内の複数の自治体が子育てに関するランキングで国内上位にいる。千葉県一=日本一を目指すということ。計画されている枠組みで十分と思われるか。
答:町長
魅力的なことをしている小さな自治体なども研究しながら今やっている。又、昨年より地域のお母さんたちと様々な話合いをしている。周辺の自治体とも協力し、子育て支援できる形を目指していきたい。
問:議員
周辺の自治体と一緒になっては一番にならない。町独自のユニークな施策を考えていただきたい。
2.高齢者の移動手段の現状と今後の具体策について
問:議員
広報記載のボランティアによる移動支援活動の推進に関して具体的な内容を伺う。
答:町長
住民の相互による輸送を行う地域の活動団体に一部費用助成を行い活動支援することを検討している。
問:議員
それ以外の移動手段に関して具体的な内容を伺う。
答:町長
新年度から75歳以上を対象とした無料交通の実証実験を実施予定であるが、既存の交通事業者の理解を得てからと考えており、調整に一定の時間を要することをご理解願いたい。
タクシー利用助成については令和7年度から対象の方への助成拡大を図り、タクシー利用券の早期受渡しを実施、利用者の利便性向上を図っていきたい。
問:議員
既存の事業者との話し合いは法的に必要なのか。
答:総務課長
配慮が必要と考える。
問:議員
法的に不要なのであれば、第一に配慮すべきは町民。町民が困窮する中、事業者との折合いがつかないとスタートできないというのは順序が逆と思うが考えを伺う。
答:企画財政課長
事業者にも理解され、合意形成が得られた上でこの事業を推進して参りたい。
問:議員
町民を第一に考えて行政をやっていただきたい。タクシー券の7年度予算は250人分のみだが、対象者は約2千人。予算の段階で全員配布が考えられていない。又75歳以上は無条件だが、それを知らない方もいる。予算を組直し、情報を周知徹底させ配布方法も検討願いたい。
3.防災対策に関して
問:議員
要援護者に対する避難支援を伺う。
答:町長
長柄町避難行動要支援者支援検討協議会を立ち上げ、全体計画の策定に取り掛かっている。
問:議員
既に数年前、福祉課から手順が2回も出ている。災害から5年半経過しており、真剣に考えていただきたい。災害時の救助者の訓練やボートなどの機材が必要と考えるが考えを伺う。
答:総務課長
広域市町村圏組合の消防本部でボートは持つと理解しており、町独自での所有は考えていない。
問:議員
町の為に使える装備を整えましょうという話。どうすれば町民を救助できるか、そこから発想いただきたい。
4.米ブランド化について
問:議員
食味ランキングに応募する条件として、県が推奨する同一品種で生産量5千トン以上、もしくは千ヘクタール以上の作付面積等クリアして初めてエントリーが可能となるため、現段階ではスタートラインにも立てていないと思う。任期中に実現可能とは思えないので方針転換した方が良いと思うが考えを伺いたい。
答:町長
昨年は米農家さん協力の元、試験的バイオマス資源から作成した有機肥料使用のコメの栽培を実施、各種数値が上昇し食味値の変化があった。現時点でブランド化の定義は定まっていない。今後、関係者と連携しブランディングの方法を定めていく必要があると考えている。