- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年12月号
色鮮やかな衣装と迫力のある演舞で観客を魅了する、よさこい踊りチーム「長南紅古蓮」。町内外のイベントへ数多く出演し、先日開催された長南フェスティバルでも息の合った踊りを披露しました。今年の茂原七夕まつりでは高知県知事賞という大賞を受賞するなど、その実力は誰もが認めるところです。今月号では代表の小出千春さんに長南紅古蓮の活動について詳しくお話をうかがいました。
◇これまでの活動の歩みを教えてください
長南紅古蓮は、2004年7月に発足し、今年で22年目を迎えます。私は3代目の代表を務めています。活動のはじまりは、当時の長南町商工会女性部が中心となり、「町の活性化のために、よさこいをやってみよう」という提案からでした。最初はよさこいの経験がありませんでしたが、近隣のよさこい団体の協力を得ながら、少しずつ技術や踊りのスキルを磨いていきました。
2012年頃には、活動が一時的に低迷し、存続の危機に直面したこともありました。しかし、そのとき振付演出家の岡本邦治氏と出会い、総合プロデューサーとして協力を得られたことが再起のきっかけとなりました。こうして再び勢いを取り戻し、現在まで活動を続けてくることができました。
◇今後の目標や挑戦したいことはありますか
これから次世代を担う子どもたちに、学校や家庭だけでなく、よさこいを通して笑顔いっぱいになれるような、たくさんの楽しさを感じてもらいたいと思っています。学校教育の一環としてよさこいを取り入れることにも挑戦してみたいです。一緒に練習して、踊りを楽しむことで、よさこいをまだ知らない子供たちにもその楽しさを広めることができたら嬉しいです。
◇最後に読者の皆さんへ向けてメッセージをいただけますか
子どもから大人まで、私たちのよさこいを見てくれた皆さんに「楽しかった」「元気が出た」と感じてもらえたら嬉しいです。見た人の心が豊かになり、ほっこり温かい気持ちになってもらえたらーーそんな思いを込めて踊っています。沿道の皆さん、観客の皆さんと一緒に楽しみながら、長南町の良さを分かち合いたいと思っていますので、これからも温かい声援をよろしくお願いします!
■“長南愛”あふれる! 紅古蓮を深堀り
◇幅広い世代がつながる“ファミリーチーム”
現在、長南紅古蓮は総勢43名で活動しています。3歳〜65歳までの幅広い世代が在籍しているファミリーチームであることが大きな特徴です。親子や兄弟で加入しているメンバーも多く、みんな仲が良いので、和気あいあいとした雰囲気で活動しています。最近では、学校のお友達を誘って一緒に始める子どもたちも増えています。興味がある方はぜひ一緒によさこい踊りを体験してみませんか?
◇長南の魅力がつまったこだわりの演舞
長南町の特産物や名所をふんだんに盛り込んだ演舞は長南紅古蓮最大の魅力だと思います。オリジナルの作品を作るときは、まず自分たちでどんなテーマの作品を作りたいかを話し合うことから始めます。決まったテーマをもとに総合プロデューサーへ依頼し、構成や演出などを何度も相談しながら、一つの作品を作り上げていきます。時間と労力のかかる工程ですが、こうした積み重ねにより、これまでに約10曲のオリジナル作品が生まれました。
作中で使用する演舞曲はどれも長南町にまつわる題材をもとに作られています。例えば、「長南いっぺさー!」という曲は、長南町は来てみたらいいところがいっぱいあっていいじゃん!(=いっぺさー!)という思いから作られた曲です。そのため、歌詞には特産物や名所などの長南町のいいところがふんだんに盛り込まれています。
その他にも、演舞で使用する大旗には長南袖凧の絵柄を描いていたり、衣装の中には芝原人形をモチーフにしたものがあったりと、随所に長南町の魅力が詰めこまれています。
このような演舞曲を町内外様々なイベントで披露することで、見ている人に長南町のことをもっと知ってもらえると嬉しいです。
♪「長南いっぺさー!」
作詞:元
(※歌詞一部抜粋)
※詳細は本紙をご確認ください
■長南紅古蓮メンバー募集中!
練習日時:毎週木・金曜日19時~21時
練習場所:農村環境改善センター
問い合わせ:
【電話】090-8808-0970
