- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年8月号
■今月は産業振興課!
町民の皆さんに役場をもっと知っていただくため、各課の「推し!」にクローズアップしてお届けしています。今月は「産業振興課」をご紹介。平野町長との対談では、町の農業や観光等について意見を交わしました。
▼産業振興課のモットー「一致団結」
産業振興課は農林業・商工業・観光と幅広い分野を取り扱っています。年間通して行事やイベントが多く、災害が起きた時などはさらに業務負担が大きくなります。大変な時も分野を超えて、課全体で「一致団結」協力しながら、仕事にあたっています。8月11日には町の一大イベントの花火大会があります。毎年多くの方が楽しみにしているイベントなので実行委員会の事務局として、関係機関に協力をいただきながら、町全体で「一致団結」で頑張っています。
◆産業振興課の推し!「地域計画」の運用推進・のみがね公園のPR
▽頑張ってくれている方が1年でも長く地域を守り続けられるように
耕作放棄地の拡大を防ぎ、地域を守るため、10年後の農地利用の姿を明確化した「地域計画」を令和6年度に策定しました。現在は計画の運用と推進に取り組んでいます。
計画の一番の目玉が「目標地図」です。集落地図に農地をすべて落とし込み、10年後に誰が耕作するかを決めました。いま頑張ってくれている方が1年でも長く、地域を守り続けられるように、話し合いを重ねて目標地図を作成しました。
▽「来てよかったな」と思ってもらえるように
観光の面では、のみがね公園を引き続き観光の目玉としてPRしていきます。のみがね公園休憩所(ミハラシテラス)で調理を行えるよう、浄化槽を新しくする予定です。これまで週末のみの営業でしたが、休業日に訪れる方も多いので、「通年営業」できる店舗にしたいと考えています。
年々知名度も上がり、県内外から多くの方に来ていただいているので、「来てよかったな」と思ってもらえるよう、環境整備を行っていきます。
▼平野町長から
▽農業は町を左右する産業
人口減少に伴って農業の担い手不足が深刻化しており、切羽詰まった状況になっています。次の担い手をどうするかといった時、選択肢は多くはありません。都市部から農業に興味を持った人に来てもらうなど、多様な人材を受け入れていく必要があると思います。スマート農業も導入して機械化し、一人でも多くの人に就農してもらえる仕組みを考えてもらいたいです。
健康指向で人気があり、少ない耕作面積で売り上げが確保できる、オーガニック農業も検討していく必要があります。農業は町を左右する産業なので、従来の農業とオーガニック農業の両方を推進していかなければいけないと考えています。
▽官民協働の町づくりそのものがのみがね公園
のみがね公園は以前と大きく変わりました。休憩所、広場のトイレ、遊具、しっかり整備したからこそ知名度が上がり、たくさんの人が来てくれるようになりました。ボランティア団体「のみがね会」の存在も大きいです。植樹から始まった町民手づくりの公園に行政が施設を付け加え、ボランティア団体が盛り上げる、官民協働の町づくりそのものが、のみがね公園だと思います。この実績を色々な観光分野に生かしていってほしいです。
産業振興課はイベントも多く、職員の負担も大きいですが、とにかく「知名度を上げる」ことに尽きるので、一致団結して頑張ってもらいたいです。
◆産業振興メンバーインタビュー →→→ 片海さんand関谷さんand小原さん
◇もっと農業分野を盛り上げていきたい[片海]
産業振興課では5年目となり、農業経営基盤強化を担当しています。窓口対応の際は、しっかり話を伺い、一人ひとりに寄り添った対応を心がけています。農業の担い手が不足しているため、新規就農者や地域おこし協力隊と協力してもっと農業分野を盛り上げていきたいです。
◇町の見どころをたくさんの方に知ってもらいたい[関谷]
入庁と同時に配属され5年目ですが、今年度から商工観光係になりました。さくらまつりや花火大会等のイベント運営業務を行っています。例年の反省を活かしながら、よりスムーズな運営を目指しています。今年は観光パンフレットをリニューアルしたので、町の見どころを多くの方に知ってもらいたいです!
◇まだまだ勉強中だけど陰ながら支えになりたい[小原]
昨年入庁し、産業振興課配属になって2年目です。農業関連の補助金業務を担当しています。今まで農業に触れたことがなく、慣れないこともありましたが、自分が導入に関わった制度を農家さんに喜んでいただけた時にとても嬉しく、励みになっています。まだまだ勉強中ですが、町民の皆さんの支えになれるよう頑張ります。