くらし 長南町役場のこと教えちゃいます!〔リターンズ RETURNS〕

■今月は建設課!
町民の皆さんに役場をもっと知っていただくため、各課の「推し!」にクローズアップ。今月は「建設課」をご紹介です。平野町長との対談を行い、町のインフラや土木技術系職員の人材育成について意見を交わしました。

▼建設課のモットー 経験豊富な課長のもとで「元気に楽しく」
建設課には、道路や河川の維持管理や建設を行う建設維持係、開発や特定空き家対策、町営住宅の管理を行う都市計画係、地籍調査を行う管理地籍係の3つの係があります。事業関係の経験が長い建設課の課長は、今まで経験したことを課員に一つでも多く伝えていきたい、今自分が何をすれば課が上手くまわっていくのかを常に考えてもらえるような人材育成をしていきたいとインタビューに答えてくれました。経験豊富な課長のもとで、課員は毎日「元気に楽しく」仕事に励んでいます。

◆建設課の推し! インフラ点検 都市計画マスタープラン 地籍調査
▽道路等の維持管理が課題
今年度は、橋とトンネルの法定点検の年です。点検結果は来年度以降の修繕計画や予算の指標になる重要なものです。長南町は橋の数が他の自治体よりも多く、148橋あります。こういった橋の集約化が課題です。また、道路等の草刈りなどの維持管理も課題となっています。草が生えないよう防草シートを設置する、地域での作業に対しての支援なども検討していきたいと考えています。
建設課では昨年度から、新たな都市計画マスタープランの策定に向けて準備を進めており、今年度策定予定です。将来の町をどのようにしていきたいかを具体的に定める計画ですが、バランスの取れた町全体の発展と、住民の生活環境の向上を図る重要な役割になるので、それに見合ったものを作っていきたいと思っています。
20年の計画で行っている地籍調査は、今年度は佐坪地区の立ち会いと、昨年行った蔵持地区の閲覧を行います。継続して行っている事業なので、足を止めずに頑張っていきます。

▽若い人に興味を持ってもらいたい
昨今、どの職場でも技術職が不足しています。土木系は敬遠されがちですが、自分が携わった道路が完成した時の達成感や、要望があった道路を舗装してお礼をいわれることもあり、とても嬉しくなります。若い人に興味を持ってもらえるよう、広報などとも相談しながら、こういったことを発信していけたらと思ってます。

▼平野町長から
▽インフラは全ての住民が等しく使うもの
インフラは生活に密着しており、全ての住民が等しく使うものです。このインフラ整備を担っている建設課の役割は非常に大きいです。
草刈りの問題は、これからもっと深刻になっていくと思います。作業に従事する人の不足は今後の町の財政を圧迫すると考えられます。無人で使える草刈り機などの導入検討をしてもらうことに加え、住民と行政の役割分担をしっかり決めて取り組んでいくことも必要だと考えています。
ほとんど使われていないトンネルや橋を統廃合していくことも大切です。長南町は行政面積が大きく、地形も変則です。全体を見直し、必要なところとそうでないところを見極める必要があると思います。どうしても住民の皆さんの理解を得ていかなければいけないところは出てくるので、廃止する部分はしっかり説明する、整備するところは適切に整備するという、メリハリが必要です。
都市計画マスタープランは、皆さんに興味を持ってもらえるようなものを作ってもらいたいです。こうした計画作りの職員負担は相当なものです。だからといって、本来の現場の仕事に目がいかなくなってしまわないようにしてもらいたいです。現場を第一に考えながら、住民の皆さんの望む形にできる対応をしっかりしてもらえたらと思います。

▽一番大事なのは人材を育てること
人手不足で職員の過度の負担とならないよう、人材を確保することはもちろんですが、一番大事なのは人材を育てることです。建設課にはベテラン、中堅、若手と幅広い年齢がいるので、それぞれが人材育成に努めてもらい、皆で課を盛り上げていってほしいです。
暑い時も寒い時も、現場に出て骨を折っていただいている職員には、本当に感謝しています。これからも課長を中心に仲良くやっていってもらいたいです。

◆建設メンバーインタビュー→→→佐久間さんand荒井さん
◇信頼される職員になれるように[佐久間]
入庁と同時に配属され3年目になります。道路の管理・申請受付と地籍調査業務を担当しています。窓口ではできる限り住民の方の希望に添えるよう、しっかりと要望を伺うことを心がけています。専門的な知識が必要なので、覚えなくてはいけないことも多いですが、信頼される職員になれるよう周囲と協力しながら成長していきたいです。

◇生まれ育った町のためにがんばりたい[荒井]
昨年入庁し、建設課配属になりました。工事発注や現場確認などの維持業務を主に担当しています。業務をする上ではメリハリをつけることと、町民の方の立場になって考えることを大切にしています。自分が携わった工事が無事に完成したときはとても嬉しいので、生まれ育った町のために今後も頑張っていきたいです。