- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年10月号
■一般会計
◇歳入総額 62億9,818万円(前年度比5.1%増)
歳入の多くを占める町税は、個人町民税では国の総合経済対策である定額減税制度により2,516万円の減収となりましたが、法人町民税では利益率の増加などにより1,408万円の増、固定資産税では大規模償却設備の新設などにより5,026万円の増となり、町税全体では3,795万円、3.3%の増加となりました。
・地方交付税では、特別交付税の算定費目(現年災災害復旧)の皆減などにより1,358万円、0.7%の減少となりました。
・国・県支出金では、令和5年9月の台風13号災害に係る道路・河川・農地農業用施設の災害復旧事業国庫負担金などにより、2億8,320万円、34.8%の増加となりました。
・町債では、過疎対策事業債(有線共聴施設光化改修事業)の減などにより1億2,330万円、25.2%の減少となりました。
◇歳出総額 58億1,072万円(前年度比5.2%増)
・普通建設事業費は、有線共聴施設光化改修事業の完了に伴い6,623万円、9.8%の減少となりました。
・災害復旧費では、令和5年9月の台風第13号災害に係る災害復旧事業費の増により、1億4,806万円、50.7%の増加となりました。
・積立金は、財政調整基金積立金の減などにより3,437万円、8.3%の減少となりました。
・物件費では、自治体情報システム標準化等委託料の増などにより1億906万円、11.7%の増加となりました。
◇歳入歳出差引額 4億8,746万円
うち翌年度へ繰り越すべき財源 2億712万円
うち実質収支額 2億8,034万円
※実質収支とは、歳入歳出決算額の差引額から翌年度に繰り越すべき財源を控除した額をいい、地方公共団体の財政運営の良否を判断するポイントであり、一般的に黒字・赤字とは実質収支上のことをいいます。
■特別会計など
※農業集落排水事業については、R6年度より地方公営企業法適用事業会計となったため前年度比増減率なしとしています。
■令和6年度に実施した主な事業
○合併70周年記念事業(744万円)
長南町合併70周年記念に伴い、記念式典を実施し、町政の功労者を表彰しました。また記念動画の制作、記念品等の作成及び各種記念事業を実施し、町のPRを行いました。
○道路橋梁事業(2億2,941万円)
道路改良工事(町道利根里線・町道中原20号線)、舗装修繕工事(町道芝原豊原線外2箇所)、橋梁定期点検業務委託(豊原橋外35橋)など生活に密着した事業を行いました。
○庁舎周辺整備事業(1億7,429万円)
令和2年度より庁舎建設事業を継続的に実施し、令和4年度に新庁舎が完成しました。令和6年度は、庁舎建設事業の一環として、庁舎周辺の駐車場等の整備を行いました。
○有害鳥獣被害防止対策事業(2,844万円)
イノシシなどの有害鳥獣による農作物被害対策として、わなによる捕獲作業、捕獲檻の管理、防護柵を設置した団体への補助などを実施しました(6年度捕獲数:イノシシ668頭、シカ75頭、キョン139頭、アライグマ611頭、ハクビシン78頭)。
○災害復旧事業(4億3,996万円)
前年度に続き、令和5年9月の台風13号災害により被災した農地・農業用施設、道路や河川などの復旧事業を行いました。
◇地方創生臨時交付金関連経費
物価高騰の影響を受けた生活者や事業者を支援するため、国の施策や町独自の事業を実施しました。主な事業は次のとおりです。
・地域応援券事業(3,780万円)
・電力・ガス・食料等価格高騰重点支援給付金給付事業(2,485万円)
・低所得者支援給付金給付事業(1,203万円)
・定額減税補足給付金支給事業(5,686万円)