くらし 夏は細菌性食中毒が発生しやすい季節です~家庭での食中毒にご注意を

高温多湿な状態が続く夏季は、細菌による食中毒が発生しやすくなります。正しい知識を身に付け、食中毒を予防しましょう。

■お肉の生食・加熱不足が原因となる食中毒
●カンピロバクター
鶏肉等の肉類に付着していることが多く、少量の菌を摂取するだけで発症します。感染後2日〜5日で、下痢・腹痛・発熱等の症状が出ます。

●腸管出血性大腸菌(O(オー)157等)
牛の腸管等にいる菌で、感染後1日〜14日で、激しい腹痛・下痢・血便等を引き起こします。感染力が強く、乳幼児や高齢者は重症化することがあります。

▼主な予防方法
・中心部までしっかり加熱(中心温度75℃以上で1分間以上)する
・肉と野菜の調理器具を使い分ける
・食材は適切な温度で保管し、調理後はできるだけ早く食べる

▼ジビエ(野生鳥獣の肉)もよく加熱して食べましょう
シカ・イノシシなど食用の野生鳥獣の肉等を生または加熱不十分なまま食べると、E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌、寄生虫による食中毒のリスクがあります。中心部まで火が通るようしっかり加熱し、接触した器具は十分に洗浄・消毒してください。

■魚介類の寄生虫が原因となる食中毒
●アニサキス
サバ・イワシ・カツオ・イカ等の魚介類に寄生している寄生虫です。生きたまま食べると、腹痛や嘔吐等の症状を引き起こします。

▼主な予防方法
・新鮮な魚を購入して早めに内臓を除去し、低温で保存する。
・中心部までマイナス20℃で24時間以上冷凍する
・よく加熱する

※詳細は本紙をご覧ください

問合せ:衛生課食品保健係
【電話】5273-3827【FAX】3209-1441