くらし 〔ピックアップ〕果物を食べよう~フルーツ で生活を豊かに

果物は、ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいます。十分な量の果物を摂取すると、循環器疾患や脳血管疾患の予防効果があると言われており、1日の目標摂取量は200g(例…桃なら大きめのもの1個、巨峰なら1房弱)です。
区内在住の方に「1日に食べる生の果物の摂取状況」のアンケートをとったところ、約45%の方が「食べていない」と回答しており、食べている方のうち目標摂取量の200gを食べている方はわずか17%ほどでした(下図参照)。果物があると、食卓が彩り豊かになり、香りや味を楽しめます。果物を食べて健康づくりに生かしましょう。

○1日に食べる生の果物の摂取状況

■(株)新宿高野に聞く:旬のフルーツの選び方・食べ方
(株)新宿高野営業推進部ブランド推進担当部長 秋山智則さん

▼フルーツフルなライフスタイル
今年(2025年)果物専門店として140周年を迎える(株)新宿高野は、これまで「フルーツのある暮らしの提案」をしてきました。新鮮な果物の美味(おい)しさを楽しみながら、ぜひ、豊かな「フルーツフルライフ」を実践してみてください。
★(株)新宿高野は、新宿区の「食」を通じた健康づくりネットワークの参加企業です。

▼夏が旬の桃
桃は6月中旬ごろから露地ものが出始めます。早生(わせ)のものは柔らかいものが比較的多く、7月下旬ごろから硬めになっていきます。購入する際は、左右対称で色が均一な、ずっしりと重いものを選んでください。
桃は追熟が必要ですが、冷蔵庫で保存すると追熟せず風味が落ちてしまうため、なるべく涼しい室内で保管します。そっと触ってみて、少し弾力があり、香りが強くなったら食べごろです。
冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため、食べるときに冷蔵庫の野菜室で2~3時間冷やしてから食べるのがおすすめです。桃は枝に付いていた反対側が甘みが強いので、縦にくし切りにすると甘みが均一になるようカットできます。

▼これからが旬のブドウ
ブドウには、「黒」「緑」「赤」の3種類があり、「黒」は濃厚な甘さ、「緑」は香り高さと風味、「赤」は爽やかな甘さと、それぞれ異なった味わいがあります。
ブドウを選ぶ際は、実と軸を見ます。果皮に白い粉のようなもの(ブルーム)が付いていてハリがあり、房全体がふっくらとして、枝がきれいな緑のものを選んでください。
ブドウはできるだけ早く食べていただきたいのですが、すぐに食べない場合は乾燥を防ぐためラップ等にくるみ、冷蔵庫の野菜室等で保管してください。また、1粒ずつ冷凍保存すれば、シャーベットのように楽しむこともできます。ブドウは「肩」(枝に近い方)が甘いので、房の下側から食べると、食べ進めるにつれ甘みを強く感じられておすすめです。

問合せ:健康づくり課健康づくり推進係
【電話】5273-3494