健康 がんを予防するために「今からできる」5+1の健康習慣

■日本人のためのがん予防法
がんは日本人の2人に1人はかかるといわれる、身近な病気です。日本人向けに「喫煙」「飲酒」「食生活」「身体活動」「体重」の5つの健康習慣に、「感染」をプラスした、6つのがん予防法が発表されています。
健康習慣の改善や、感染症対策をして、がんの予防に取り組みましょう。

○喫煙
喫煙は多くのがんの原因になるだけでなく、受動喫煙でもがんのリスクが高まります。がん以外の病気とも関連するため、予防できる最大の死因だといわれています。
たばこを吸っている人は、まずは喫煙のリスクを理解し、禁煙に取り組みましょう。禁煙外来の受診も効果的です。

○飲酒
飲酒は多くのがんの原因になります。飲酒量が少ないほどリスクは低下するので、がん予防には飲酒をしないことが望ましいです。
1日の飲酒量が純エタノール換算23g以上になると、リスクがさらに増大します。
・1種類につき23g
日本酒…1合
ビール大瓶…1本(633ミリリットル)
ワイン…グラス2杯程度

○食生活
「塩分や塩辛い食品のとりすぎ」「野菜や果物の不足」「熱すぎる食品の摂取」が、がんの原因になります。
・1日あたりの食塩摂取量の目安
男性…7.5g未満
女性…6.5g未満
・1日あたりの野菜・果物摂取量の目安
〔健康日本21(第3次)〕
野菜…350g(小鉢5皿分)
果物…200g(バナナ2本程度)

○身体活動
身体活動量が多い人ほど、がんになるリスクが低下します。
・身体活動量の目標
18~64歳…歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分+汗をかく程度の運動を週に60分
65歳以上…強度を問わず毎日40分

○体重
適正体重を維持することが、がんのリスクを低下させます。太りすぎでもやせすぎでもいけません。
・適正体重の目安(BMI)
男性…21.0~26.9
女性…21.0~24.9
BMI値=(体重kg)÷((身長m)×(身長m))

▽感染
感染は、日本人のがんのうち、女性で1位、男性で2位の原因です。必要な対応をとることががん予防になります。
・がんの原因となる感染源の例とその対処

がん対策は早期発見が大切です。定期的にがん検診を受けましょう。詳しくは本紙5ページをご覧ください。

問い合わせ:健康課保健衛生係
【電話】5742-6743【FAX】5742-6883