- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都目黒区
- 広報紙名 : めぐろ区報 令和8年1月15日号
100年を超えて歌い継がれる曲に育ってほしいです
ミュージシャン
ミトさん(50歳)
1995年の結成以来、ジャンルレスなサウンドで注目を集めてきたバンド「クラムボン」のメンバーで、ほぼ全ての楽曲の作詞作曲を担当。区立油面小学校開校100周年記念歌の作詞作曲を手掛ける。
記念歌はこちらから聴くことができます
※二次元コードは本紙をご覧ください
■児童の視線で学校を見つめ紡がれた言葉
ミトさんに油面小学校開校100周年記念歌の制作の話が舞い込んだのは、お子さんが油面小学校の卒業生だったことがきっかけでした。ミトさんの音楽活動を知っていた先生から制作依頼を受け、二つ返事で引き受けました。「このまちの歴史に残る仕事に携わる機会をいただけて、とても光栄でした」。ミトさんは楽曲制作に取り掛かる前に学校を訪問し、児童が普段過ごしている環境や空気を体感。児童に歌詞に入れてほしいワードを聞き、「楽しい給食」や「長い廊下」といった歴史ある油面小学校の日常風景が感じ取れる言葉を紡いでいきました。
■ノスタルジックなメロディに込められた想い
曲作りにおいてミトさんが強く意識したのは、子どもたちだけでなく父兄や卒業生など、幅広い世代に受け入れられる曲にすることでした。そのために、「校歌らしさ」を入れたノスタルジックな歌いやすいメロディーに仕上げました。ピアノの伴奏も、児童が弾きやすいように、4本の指しか使わない譜面になっています。「曲は人に渡ってから育っていくものです。やりたいことを詰め込んだバンドでの作曲とは違い、いろんな人に歌いたいと思ってもらえることを目指しました。子どもたちが卒業して大人になり、ふと小学生時代を振り返るときに、思い出に寄り添える曲であってほしいですね」。
■歌われ愛されて次世代へつなげる
メモリアルな曲が完成に至るまでは、悩みが尽きなかったとミトさんは語ります。「いい曲が出来上がったと思っても、子どもたちには難しすぎるかもしれないと思ったり、逆に簡単すぎて幼稚に思われるかもしれないと不安になったりしました。シンプルなだけでは飽きて忘れられてしまうし、複雑すぎると耳に馴染まない。その塩梅には、とても苦労しました」。
丁寧に作り上げた楽曲は、令和7年3月の「6年生を送る会」でお披露目されました。YouTube公開後も、多くのかたに好評です。こうして次世代にもこの記念歌が愛され、小学校と共に次の100年へとつながっていくことをミトさんは願っています。
MEGURO+公開中
記念式典を取材しました!
※二次元コードは本紙をご覧ください
