くらし 原っぱにすむいきもの情報大募集

区は毎年テーマを決めて、いきもの調査をしています。
今年のテーマは「原っぱにすむバッタやコオロギ」。
庭や公園などに潜む昆虫を探してみませんか。


区で見られるバッタやコオロギを紹介します。

■オンブバッタ(バッタ目オンブバッタ科)
頭がとがり、頭の側面に一列にイボ状の突起が並びます。小さなオスが大きなメスの背中に乗っている姿が名前の由来。

■ショウリョウバッタ(バッタ目バッタ科)
メスの大きさはオスの倍ほど。オスは驚くと前後の羽を打ち合わせながら、「キチキチ」と音を出して遠くまで飛びます。

■トノサマバッタ(バッタ目バッタ科)
体は緑や茶色で、羽は濃茶色のまだら模様があります。
大型のバッタですが、人の気配に敏感でよく飛ぶので、なかなか近寄れません。

■エンマコオロギ(バッタ目コオロギ科)
複眼の上のまゆ状の文様がえんま様の顔を連想するのが名前の由来。濃茶色で丸顔、頭部に光沢があり羽は長め。枯れ草や石の下などに潜み、オスは夜、羽をこすり合わせて「コロコロリー」と高音で鳴きます。

■クビキリギス(バッタ目キリギリス科)
大型のキリギリスで、頭はとがり、長い触角と赤い口を持つのが特徴。秋に成虫になり、成虫で冬を過ごします。夜に樹上や茂みで「ジィー」と大きな音で鳴きます。

■原っぱのいきもの探しのポイント
※一部例外あり
◇いきものが活動する時間帯が違うよ!
昼行性:バッタの仲間
夜行性:コオロギの仲間、キリギリスの仲間

◇すんでいるところも違うよ!
草の上:バッタの仲間、キリギリスの仲間
地面に近いところ:コオロギの仲間

■いきもの探しの注意点
・公園などで昆虫を探す場合は、周りの利用者に注意しよう
・立ち入り禁止エリアには入らないようにしよう
・観察したら元の場所に返そう

■区の取り組み
生物多様性保全林事業として、一定規模以上の緑地エリアを指定し、いきものの生育・生息場所を保全する取り組みを行っています。令和4~5年に、碑文谷公園で、いきものがすめるエリアを作りました。

■いきもの情報募集中
今年のテーマのバッタやコオロギをはじめ、区内で観察した自然、いきものなどの情報を募集しています。
申込み:区ウェブサイト/FAX/郵送/Eメール/(郵便番号・住所、氏名、いきものの種名・写真、観察日時・場所)
申込先:みどり土木政策課みどりの係(〒153-8573目黒区役所[住所不要]、【FAX】3792-2112、【E-mail】[email protected])

問合せ:みどり土木政策課みどりの係
【電話】5722-9355【FAX】3792-2112