- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都目黒区
- 広報紙名 : めぐろ区報 令和7年7月15日号
村野藤吾の建築 目黒区総合庁舎
かつて千代田生命保険相互会社の本社ビルだった目黒区総合庁舎。
日本を代表する建築家・村野藤吾氏の作品の一つとして知られている総合庁舎の魅力を紹介していくシリーズ。
■建築家 村野藤吾氏
独自の作風で300を超える個性豊かな建築を設計し、1984年、93歳で亡くなるまで数々の賞を受賞した、日本を代表する近代建築の第一人者。
■vol.10 中庭池の眺め
本館の中庭池を挟んだ向かいにある和室や茶室がある棟は、保険会社時代に社員のための厚生施設として造られ、厚生棟やクラブ棟と呼ばれていました。ここからは、中庭の池を見ることができます。水をたたえた池には、炎をイメージした噴水(節電のため停止中)があるほか、レストラン・喫茶室の前の廊下から見える石組みは、「心」の字を崩して置かれています。池の石組みと植え込みは、村野自ら選び、職人共に丁寧に組み、植え込んだといわれています。
問合せ:総務課庁舎管理係
【電話】5722-6107【FAX】5722-9315