- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都渋谷区
- 広報紙名 : しぶや区ニュース 令和7年(2025年)8月15日号
◆「スーパーよさこい」の楽しみ方は十人十色
◇おすすめの楽しみ方はありますか?
松井:私のおすすめは、流し踊りを沿道で見ることです。少しずつ音楽が大きくなって、踊り子たちが近づいてくるときの高揚感と、目の前を通過した後の少し寂しい気持ちは、見るたびにとても感慨深いものがあります。また、個性豊かな各チームのその年ごとの衣装や楽曲の違いなどを感じるのも楽しみの一つです。どのチームも毎年、創意工夫を凝らして趣向を変えていますが、その中に揺るぎないチームカラーのようなものを感じることができて興味深いです。来場者の中には、特定のチームのファンになり、チームの出番に合わせて会場をあちこち回って楽しむ人もいるようです。
井上:各チームの多彩な踊りを同じ場所にとどまって鑑賞したり、場所を移動しながらいろいろなチームとの出会いを楽しんだり、同時開催する「じまん市」で全国のおいしいものを食べたりと、自由にお祭りを満喫するのがおすすめです。また、原宿・表参道のようなファッショナブルな街で高知発祥の伝統的なお祭りが開催されているという、「文化の最先端と伝統が融合していること」を意識すると、お祭りをより楽しめるのではないかと思います。さらに、代々木公園のイベント広場では、鳴子の鳴らし方や踊りを習いながらよさこいを体験できますので、踊ってみたいという人はぜひ、参加してみてください。
◇参加する踊り子の皆さんの感想を教えてください。
井上:全国からたくさんのチームが参加するので、チームの垣根を越えた交流ができる貴重な機会になっているという声を多くいただきます。また、広々とした代々木公園で、休憩時間に他のチームの楽曲を聴いたり、屋台のごはんを食べたりと、ゆったり楽しめるのも大きな魅力だと感じていただけているようです。都会の真ん中で開催されているにもかかわらず、地元の人たちと交流できたことが良かったという感想をいただいたときは、地域に根付いたお祭りになったことを実感して、うれしかったですね。
松井:2日間にわたるお祭りの終盤に、チームの垣根を越えてよさこいを踊る「総踊り」というプログラムがあります。そのときの皆さんの様子や表情からも、このお祭りを心から楽しんでもらえていることが伝わってきます。
◆「スーパーよさこい」をきっかけに生まれた、新たなつながり
◇これまでの活動の中で、印象に残っている出来事はありますか?
松井:原宿外苑中学校では、授業によさこいを取り入れており、6年前から中学校内でチームをつくって「スーパーよさこい」に参加しています。また4月には、令和6(2024)年に渋谷区と高知市が観光・文化交流協定を締結したことをきっかけに、原宿外苑中学校の生徒が修学旅行で高知市を訪れました。その際、高知市の「上町よさこい鳴子連」や「大橋通り踊り子隊」の中学生と、お互いによさこいを披露しました。よさこいを通じて渋谷区と高知市の中学生が交流を深めることは、本当に素晴らしいことだと思いますし、こういった経験ができることを大変うらやましく思いました。
◇区民の皆さんにメッセージをお願いします。
井上:「スーパーよさこい」を目指して全国から集まる踊り子チームのすてきな演舞を、原宿・表参道という場所で観覧できることが、このお祭りの醍醐味(だいごみ)です。一度見れば、毎年行きたいと思っていただけるようなお祭りだと思いますので、まずは今年、遊びに来てください!
松井:暑い中開催されるお祭りではありますが、実際に見ていただければ、「スーパーよさこい」の素晴らしさが伝わると思います。また「じまん市」には、高知県の名物をはじめとするおいしい食べ物などもたくさんあります。ぜひ、一緒に楽しみましょう!
《「渋谷のラジオ」で放送中!》
松井さん、井上さんへのインタビューは8月19・26日に「渋谷の星」で放送します。
■明治神宮奉納 原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい
日程:
8月23日(土)10:00~19:30
8月24日(日)10:00~17:30
場所:明治神宮、原宿表参道、代々木公園ほか
※代々木公園イベント広場では、ご当地グルメフェス「じまん市」も開催されます。
※8月24日11:00~16:30(予定)、一部区間で交通規制を行います。
問合せ:原宿表参道元氣祭スーパーよさこい事務局
【電話】03-3406-5572【FAX】03-3406-0955