- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都杉並区
- 広報紙名 : 広報すぎなみ 令和7年9月15日号 No.2412号
■9月24日~30日は結核・呼吸器感染症予防週間
咳・たんなどの呼吸器症状が2週間以上続いたときは、早めに医療機関を受診しましょう。
◇結核ってどんな病気?
結核菌を肺に吸い込むことで起こる感染症です。感染しても全ての人が発病するわけではなく、通常は免疫により結核菌の増殖を抑え込みますが、高齢などの理由により、免疫力が低下すると発病します。
◇結核をはじめとする呼吸器感染症を防ぐために
結核は過去の病気だと思われがちですが、6年には国内で約1万人が発病し、約1500人が死亡した日本の重大な感染症です。6年の新規患者数は、都内で約1200人、区内では40人でした。結核の重症化を予防するために、生後5〜8カ月に予防接種(BCG)を受けましょう。
結核に加え、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されています。感染を防ぐためには、マスク着用などの咳エチケット・手洗い・換気などの基本的な感染対策が重要です。
◇こんなときはすぐに受診してください
初期症状は咳・たん・発熱など風邪に似ています。このような症状が2週間以上続いたときは、呼吸器科のある医療機関を受診しましょう。
◇早期発見のために
年1回は学校・職場の健診、特に65歳以上の方は区民健診などで胸部エックス線検査を受け、検査の結果が「要精密検査」だったときは、放置せず早めに受診しましょう。早期発見は、重症化を防ぐだけでなく、家族・周囲の人への感染を防ぐためにも重要です。
また、高齢になるほど咳・たんなどの症状が出にくくなり、受診・診断が遅れてしまうことがあるため、健診で早期発見することが重要です。
問合せ:杉並保健所保健予防課感染症係
【電話】3391-1025