- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都杉並区
- 広報紙名 : 広報すぎなみ 令和7年10月1日号 No.2413号
テーマ:健康・ウェルネス~心身ともに健やかに~
区では、区の事業を区民の皆さんに身近に感じてもらうとともに、区政への積極的な参加を促進し、より区民ニーズに沿った事業の実施・行政課題の解決につなげる区民参加型予算の取り組みを、5年度から実施しています。今号では、区民参加型予算の仕組みや、現在投票を受け付けている投票対象事業について紹介します。
■区民参加型予算とは
区が募集するテーマに基づいて、区民の皆さんなどから提案された事業の中から、区民投票の結果を踏まえて次年度予算案に反映する事業案を選定する取り組みです。区議会での議決をもって予算を確定し、次年度に事業を実施します。
◇皆さんが行います
(1)提案
区が募集するテーマに基づいて、区民の皆さんなどが事業を提案
(4~6月)
↓
(2)投票
区の審査を経た複数の提案事業の中から、区民の皆さんが実施を希望する事業案へ投票
(10~11月)
↓
◇区・区議会が行います
(3)選定
投票結果を踏まえて、区の次年度予算案に反映する事業案を選定
(12月ごろ)
↓
(4)確定
区議会での議決後、次年度予算を確定。8年4月以降に事業を実施
(翌年3月ごろ)
■皆さんの投票が「カタチ」に!
6年度は、「防災×○○(ぼうさい かける マルマル)」をテーマに「防災・減災」分野と他分野とのかけ合わせにより、それぞれの取り組みを推進できる事業などについて、83件の提案を頂きました。投票結果を踏まえて、7年度は以下の3事業に取り組んでいます。
◇水害対策にグリーンインフラを活用しよう
桃井原っぱ公園で参加者全員でアイデアを出した雨庭づくりを行い、雨庭による雨水の浸透効果を測定する計3回の体験型ワークショップを実施しています。
◇区立公園で太陽光発電と蓄電をしよう
太陽光発電で蓄えた電力を使用し、非常時にはスマートフォンなども充電できるソーラー園灯を、8年2月ごろまでに井草森公園に設置します。
◇LEDソーラー給電スポットを駅前広場に設置しよう
太陽光発電で蓄えた電力を使用し、非常時にはスマートフォンなども充電できるソーラー街路灯を、8年3月までにJR阿佐ケ谷駅・高円寺駅前に設置します。
■〔message〕皆さんの一票が区のミライをつくります。投票をお待ちしています!
杉並区長 岸本 聡子
区のお金の使い道を区民と一緒に考える「区民参加型予算」。3回目となる今回のテーマは「健康・ウェルネス~心身ともに健やかに~」です。
今回の区民参加型予算の実施にあたっては、地域の皆さん同士が各々のアイデアを交換し練っていくための場づくりや区からの情報提供、そして対面でのコミュニケーションを特に大切にしながら進めてきました。
ご提案いただいた143件の事業からは、地域の皆さんならではのアイデアや創意工夫が感じられ、区職員にとってもさまざまな気づきや新たな考えの糸口となる提案でした。その中から、実現可能性や実施効果などの視点で、区で10事業を選定させていただきました。この10事業に対して区民投票を実施し、その結果を踏まえて8年度の予算案に反映していきます。
心身ともに健やかで安全・安心に暮らしていける杉並区の地域づくりを一緒に進めていきましょう。ぜひ皆さんからの投票をお待ちしています。