くらし 質の高い循環型社会の構築に向けて

荒川区長
滝口 学(たきぐち がく)

プラスチックは、大変便利な素材として広く使われている一方、これまでの大量生産・大量消費といった生活スタイルにより、海洋汚染、気候変動、石油資源の枯渇、ごみの埋め立て処分場のひっ迫等、多くの課題が生まれました。
国は、プラスチックの資源循環を進めるために、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」を令和4年4月に施行しました。区では、この法律に基づき、令和7年10月からプラスチックの分別回収を区内全域で開始します。
プラスチック回収の区内全域実施により、これまで燃やすごみとして排出されていた年間約1800tのプラスチックが資源としてリサイクルされ、これにより、温室効果ガスの排出削減や埋め立て処分場の延命化が期待できます。また、回収したプラスチックの一部を区内で循環させ、荒川区由来の再生資源として活用し、区民の皆様がリサイクルを実感できるように進めて参ります。
プラスチックを有効活用していくためには、区民の皆様の行動が必要となります。ご負担をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。