- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都足立区
- 広報紙名 : あだち広報 2025年12月10日号
東京23区初となるシティプロモーション課を立ち上げたのは、区長就任1期目の平成22年のことでした。その年の「成人の日の集い」(現在は「二十歳(はたち)の集い」)の実行委員であった新成人の、「区外からの区のイメージが良くないです。僕たちも努力しますが、若者が胸を張って足立区出身と言えるよう、区としてももっと力を入れてください」の一言が、ここまでブレずにシティプロモーションを続けてこられた何よりの支えとなりました
「観光地でもない足立区で何がプロモーションか」との声も聞こえてきましたが、当初は庁内の意識を変えるところからスタート。すべての職員が区のプラスイメージを発信するプロモーターであるとの動機付けです
マイナスイメージの根本にあった刑法犯認知件数の減少をめざして、ビューティフル・ウィンドウズ運動をスタートさせるとともに、ポスター・チラシといった区の情報発信媒体のデザインやキャッチコピーにもこだわりました。窓口職員の接客も区のイメージを左右するため、来庁者アンケートを毎年実施して、改善に努めています
千住宿(せんじゅじゅく)開宿400年の今年、「ととなう、千住。」キャンペーンにお笑いタレントの千原(ちはら)ジュニアさんにご登場願うなど、現在は区外向けのプロモーションにも注力中です
とは申せ、区役所はあくまでも旗振り役です。区のイメージアップには区民の皆様のご理解・ご協力が欠かせないことは言うまでもありません。まだ道半ばではありますが、今後も皆様に信頼され、かつ満足度の高い区政の実現に向けて、着実な前進に努めてまいります。良いお年をお迎えください。
足立区長 近藤やよい
