文化 手を取り合い未来へひろげよう平和の輪

◆葛飾区非核平和都市宣言(昭和58年11月19日)
世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
しかしながら、今日なお世界の動きは、核戦争の危機をはらみ、誠に憂慮にたえない。
わが国は唯一の被爆国として、核兵器の恐ろしさと、被爆者の苦しみを全世界の人々に訴え、再び広島・長崎の惨禍を繰り返してはならない。
葛飾区は、区民の生命と安全を守るためいかなる国のいかなる核兵器に対しても、その廃絶を求め、ここに「非核平和都市」を宣言する。

■被爆体験講話会
6月26日、川端小学校で、葛飾区原爆被爆者の会(葛友会)の皆さんによる、被爆体験の講話会が行われました。
戦争や原子爆弾の悲惨さを認識し平和について考えてもらうため、長崎で被爆した奥田萩子さんが自身の被爆体験を語りました。
参加した皆さんは、真剣に聞き入っていました。

▽参加した皆さんの感想
・戦争の悲惨さを知り、人の命の大切さが改めて分かった。
・原爆の恐ろしさがよくわかった。このようなことを伝えていくことが大切だと思った。
・昔にそんな恐ろしいことがあったとは信じられなかった。

■非核平和に関する展示・貸し出し
◇平和関連書籍コーナー
戦争、平和に関連する書籍の特集コーナーを設置し、貸し出しを行っています。

設置期間:8月20日(水曜日)まで(休館日を除く)
会場:各図書館

◇原爆と人間展
写真や図書資料を展示します。
展示期間:9月12日(金曜日)~16日(火曜日) 午前10時〜午後6時
(12日は午後1時から。16日は正午まで)
会場:亀有地区センター
(亀有3-26-1リリオ館7階)

◇被爆体験講話DVDの貸し出し
被爆者の体験を風化させることなく、後世に伝えていくため、総務課(区役所5階504番)および各図書館でDVDの貸し出しを行っています。詳しくは、お問い合わせください。

■非核平和祈念のつどい
8月1日、区民の皆さんと共に非核平和を祈念するため、非核平和祈念のつどいを行いました。
青戸平和公園でクスノキ(※1)とクロガネモチ(※2)への献水を行った後、テクノプラザかつしかで参列者による黙とう、千羽鶴の献架および献花の他、東金町中学校の代表生徒が平和学習に関する取り組みを発表しました。

※1…原爆投下後の広島でいち早く生命をよみがえらせ、市民に生きる希望と復興への力を与えてくれた。現在は、広島市の市木となっている。
※2…原爆投下後の長崎の焼け野原で、最初に芽吹いたといわれている。

▽東金町中学校 代表生徒の発表(要約)
今の時代、SNSなどの情報技術の発達により戦争に関する知識を深めることは容易です。しかし、戦争経験者が減少していく中で直接話を伺うことは困難になりつつあります。
私たちは平和学習を通して、戦争経験者の方から伺った貴重な話を周りに伝え、継承し合うことでこれからの未来につなげていきたいです。

担当課:総務課
【電話】03-5654-8136