健康 〔高齢者のフレイル予防〕いろいろ食べて介護予防and健康長寿

オーラル(口腔機能・栄養)フレイル編

■フレイルとは
年齢とともに筋力や活動量、認知機能などの低下により、要介護状態に陥りやすい状態のことです。
年齢を重ねてからも元気に過ごすために、フレイルについて正しく理解し、予防・対処することが重要です。
フレイル予防は、身体(Physical)、口腔機能・栄養(Oral)、認知・精神機能(Brain)、社会地域活動(Social)の4つの要素を意識した「POBSフレイル予防」が大切です。

▽このようなことはありませんか?
・固い物が食べにくくなった
・お茶や汁物がむせることがある
・体重が減ってきた
・口の渇きが気になる

口腔機能の衰えは、栄養不足や筋力の低下、活動量の減少などにつながり、フレイルを招きやすくなるため「かむ・飲み込む」機能を高めましょう。

■食生活改善で、筋肉量を維持しましょう
▽生活リズムを整えましょう
食事の時間を決めて、1日3食バランス良く、規則正しい食生活を送りましょう。

▽肉や魚、卵、豆腐(大豆製品)のいずれかを毎食欠かさず食べましょう
筋肉量の維持に必要なタンパク質が多く含まれています。

▽牛乳やヨーグルトを1日1杯程度とりましょう
乳製品にはカルシウムやタンパク質が多く含まれています。

■口の健康を維持しましょう
▽口の手入れをしっかりと
毎日丁寧に歯を磨いたり舌の手入れをしたりして、口の中を清潔に保ちましょう。

▽よくかむ、会話を楽しむ
ひと口30回を目安にしっかりかむことを意識しましょう。歌ったり、おしゃべりすることは口の筋力アップにつながります。

▽口の体操を習慣にしましょう
「かつしか笑顔いきいきお口体操」の動画を、区公式YouTubeチャンネルで公開しています。

▽かかりつけ歯科医で定期的な口のケアを
定期的なケアを行うことで、口の健康を維持しましょう。

■オーラルフレイル予防に役立つ事業
区ではオーラルフレイル予防のためにさまざまな事業を実施しています。詳しくは、健康推進課へお問い合わせください。

▽栄養講習会
栄養講習会で紹介したレシピの情報などは区HPで公開しています。

▽長寿歯科健康診査
令和7年度に76・81歳となる方を対象とした歯科健診を10・11月に実施します。

問合せ:健康推進課
【電話】03-3602-1268

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この記事の担当課:地域包括ケア担当課
【電話】03-5698-6202