文化 「桑都物語」の世界をのぞく

八王子はかつて養蚕や織物が盛んだったことから、「桑都(そうと)」と呼ばれていました。甲州道中最大の宿場町となり、さまざまな文化を育みながら発展してきたまちの礎は、戦国時代末期の名将・北条氏照(ほうじょううじてる)が城下町を築いたことに遡ります。
桑都の発展を支えた養蚕農家や絹商人は、氏照が武運を祈願し、古くより人々が崇めてきた霊山・高尾山を信仰して大切に護ってきました。高尾山では、今も人々の祈りとともに、桑都の伝統文化が連綿と受け継がれています。
都内唯一の日本遺産に認定されている「桑都物語」は、氏照によって興ったまちの営みと現代にも続く高尾山への人々の祈りがこの地に育まれた豊かな文化を未来へと紡いでいく物語。イベントを通じて物語の世界を感じてみませんか。

◆北条氏照フェス
日本遺産の構成文化財に認定されている国史跡・滝山城跡。全国の城郭ファンを魅了し続けるその特長や歴史を、駿河台大学教授・黒田基樹(くろだもとき)さんなどが解説する講演会を開催するほか、忍者ショーなどを行います。詳しくは滝山観光まちおこし実行委員会のホームページ(右下の二次元コード(本紙参照))からご覧ください。
※黒田さんの講演会は申し込みが必要です。講演会の定員は各400名(先着順)。詳しくは同ホームページで。

日時:9月15日(祝) 午前10時~午後4時
会場:東京たま未来メッセ(明神町三丁目)、えきまえテラス

問い合わせ:同実行委員会事務局(観光課内)
【電話】620・7378【FAX】627・5951

◆秋の仏舎利塔 特別見学会
髙尾山薬王院の僧侶による仏舎利塔の案内のほか、御護摩祈祷(おごまきとう)や精進料理の食体験などを行います。申込方法など、詳しくは八王子観光コンベンション協会のホームページ(右の二次元コード(本紙参照))からご覧ください。

日時:10月5日(日) 午前10時~午後2時30分
定員:40名(先着順)
費用:14,000円

問い合わせ:八王子観光コンベンション協会
【電話】649・2827【FAX】686・1388