- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都青梅市
- 広報紙名 : 広報おうめ 令和7年8月1日号
■歯を守る話
武藤歯科医院院長 武藤智久
歯を壊す2大原因は虫歯と歯周病です。これらはともに、ばい菌が起こす病気ですね。ならば、ばい菌が仕事を始める少し前に、ばい菌の邪魔をする方がいいと思いませんか?
どうやって邪魔をするか、それが歯磨きやフロス、歯間ブラシ、歯石取り等、口の中をきれいにすることです。皆さん歯を磨いていますが、誰にでも器具が届きにくい所、磨きむらがあります。例えば奥、裏、歯と歯の間、ガチャガチャな部位などが典型的です。磨きむらは磨いてない所があるということです。1日何回、何分間磨いても器具の届かない所はきれいにはなりません。磨けてないから壊れてしまうのです。
そのため、私はプロの掃除が必要と考えています。歯科での定期チェック、クリーニングをすべての患者さんに勧めています。ばい菌の邪魔をしたいのです。
かかりつけの歯科医院をもち、患者さんと歯科のドクター、スタッフと協力して掃除をし、ばい菌の邪魔をすることができれば、かなり多くの人の初期の虫歯も歯周病も発生を抑え込むことができると信じています。重症になる前に信頼できる歯科医院をもち、協力して一緒に歯を守りましょう。歯科では予防が一番の治療です。
問合せ:健康センター
【電話】23-2191