- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都町田市
- 広報紙名 : 広報まちだ 2025年5月15日号
町田市長:石阪丈一
小宅の周りのつるバラ、サマースノーが白い花を付け、5月になりました。同じく、エゴの木も白い花をたくさんぶら下げています。近所のミズキも棚状にこれも白い花を咲かせています。先月、このコーナーで紹介したイワツバメは、少し下流、大蔵小学校近くの弁天橋のほうに群れが移動しています。橋桁の裏側に5から6個の巣があり、ヒナに給餌(きゅうじ)しているようです。
さて、今月初めに、東京都港区にある日本ユニセフ協会(UNICEF…国連児童基金)で開催された、日本におけるCFCI(Child Friendly Cities Initiative 子どもにやさしいまちづくり事業)の第二期のスタートを記念したシンポジウムに参加しました。
日本ユニセフ協会の高須会長の挨拶のあと、ドイツから参加したブルックナー博士の基調講演が行われ、登録社団のような多様な担い手による活動が大切であることなどを強調していました。
現在、日本国内では6つの都市が、CFCI実践自治体として日本ユニセフ協会と覚書を締結しています。シンポジウムでは、それぞれの市や町の首長が取り組みを報告し、現地参加した3市長/副市長と幼児教育の専門家であるもう一人のドイツからの参加者を交え、パネルディスカッションを行いました。
共催団体であるこども環境学会の木下会長の軽妙な司会進行で、時折、笑いが混じるような雰囲気の中で話し合いが進みました。特に印象に残ったのは、豊田市がユニセフ協会と市との覚書について市議会の議決をして進めているという点で、UNICEF本部の考え方もそうですが、町田市はそうした議会の議決をしていませんので、これからは、市議会との協調した取り組みなども検討する必要があるのではと思いました。