- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都小平市
- 広報紙名 : 市報こだいら 令和7年10月1日号
4年に1度開催されるデフリンピックは、デフ(きこえない・きこえにくい)アスリートのための国際スポーツ大会で、今回100周年を迎えます。大会を通じて、ろう者の文化やデフスポーツへの理解を深めることを目的の一つとしています。
最新情報は、東京2025デフリンピック大会情報サイト(右図QRコード)をご覧ください。
デフリンピックで選手の試合を観戦して、一緒に応援しましょう。
※二次元コードは本紙をご覧下さい。
開催期間:11月15日(土)~26日(水)
■オリンピックとの違いは?
各競技のルールは、ほぼオリンピックと同じです。デフリンピックでは、音がきこえない選手のために、視覚で分かるよう、さまざまな工夫がされていることが特徴です。
例えば、100m走は、出発音ではなく、光がピカッと光るフラッシュランプでスタートを知らせています。
また、サッカーなどでは、審判は笛を鳴らすだけではなく、旗をあげたりして選手に合図を送ります。
コミュニケーション手段としては、国際手話が使われます。
■どんな競技があるの?
陸上、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、ボウリングなど、皆さんになじみのある競技を含め21競技あります。
■どんな選手が、出場しているの?
補聴器などを外した状態で、きこえる音の中で一番小さい音が55dB(デシベル)より大きい(55dBはふつうの声での会話がきこえない程度)かつ各国のろう者スポーツ協会に登録されている方が出場しています。
大会では、70~80の国・地域から選手が集まり、日本人選手は、史上最多となる271人(9月19日現在)が出場します。
■きこえないことによるスポーツでのハンディ
・バランスが取りにくい(耳には「体のバランスを取る」という大切な役目があるため)
・情報の量が少なくなる(耳からの情報が入らないため、きこえる人同士のプレーとは異なる作戦が必要)
このような状況をどのように工夫しているのかという点にも注目して応援しましょう。
■この機会に手話言語を覚えてみよう
この機会に手話言語を覚えて、一緒に応援しましょう。皆さんがふだんから使っている動きがあるかもしれません。
また、大会は一部を除き、事前申し込みなくどなたでも観戦できます。
詳しくは、専用サイト(右上図QRコード)をご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧下さい。
◇応援
旗を振るように左右に動かし左手の立てた親指を右手で前に押し出すように2回たたきます
◇がんばれ
両手のこぶしを同時に2回下ろします
◇拍手
両手を上にあげ手をひらひらとさせます
※詳細は本紙をご覧下さい。
■デフリンピック キャラバンカーが小平にやってくる
デフリンピックを知ってもらうため、(一財)全日本ろうあ連盟が全国キャラバン活動を展開中です。大会開催都市の東京都を目指して、北と南から2台のラッピングカーが日本全国を横断します。
小平市(市役所)にも巡回し、デフリンピックのPRを行います。ぜひご覧ください。
日時:11月5日(水) 午前10時30分から
場所:市役所本庁舎入口付近
■市役所での相談がしやすくなる 支援サービス
◇通訳配置
手話通訳を配置し、手続きのサポートをしています。
◇遠隔手話通訳
手話通訳者が同行できなくても、タブレットを使って、画面の通訳者を介して窓口で相談などができます。
◇多言語通訳サービス
窓口職員が発言した内容を表示する端末を設置しています。聴覚が不自由な方と会話がしやすくなります。
■手話を学べる講座など
◇手話講習会
初心者クラスから通訳クラスまで幅広く展開しています。
◇手話サークル
きこえる人ときこえない人が一緒に活動する会もあります。
■共通
※詳しくは、お問い合わせください。
問合せ:障がい者支援課
【電話】042-346-9540【FAX】042-346-9541
■なるほど!豆知識
◇筆談
日本手話(ろう者が使う手話)は私たちが使う日本語と語順や表現が異なります。筆談の場合は、簡単な言葉を使って、短い文章で書くと伝わりやすいです。
◇聴覚障がいに関係するマーク
・耳マーク
きこえない、あるいはきこえにくいことを周囲に知らせ、聴覚障がい者への配慮や理解を求めるためのシンボルマークです。
・聴覚障害者標識
聴覚に障がいがあることを理由に運転免許に条件を付されている方が、運転する自動車に表示することが義務付けられているマークです。