- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都東村山市
- 広報紙名 : 市報ひがしむらやま 令和7年(2025年)12月15日号
■「デジタル終活」ー残された遺族が困らないためにー
スマートフォンやインターネットの利用者が増えている中で、死亡時にデジタル遺品を残すことになる人が増えることが心配されています。デジタル遺品とは、明確な定義はありませんが「故人のパソコンやスマホ等のデジタル機器に保存されたデータやネットサービスのアカウント等」とされています。デジタル遺品について、適切な管理が重要となる一方で、ログインパスワードを知らない場合、ロックされているときは解除することは非常に困難です。
残された遺族が困らないために、以下のように対策をしましょう。
(1)名刺サイズの紙にパスワード等を記入し、修正テープでマスキングなどした「スマホ等のスペアキー」を作り、万が一の際に遺族が見つけられる場所に保管しておきましょう。遺族が必要な時にコイン等で修正テープ部分を削ってパスワードを把握します。
(2)オンラインで契約するサービスは、契約書面が紙ではなくメール等で交付されているケースがあり、遺族が簡単に見つけられないことがあります。定額サービス(サブスク)やキャッシュレス決済、SNSのアカウント、ポイントサービス等のID・パスワードを、日頃から整理しデジタル機器の中に残しておきましょう。
(3)エンディングノートの活用を検討しましょう。
(4)スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用しましょう。
後は、定期的に見直し、内容の更新をしましょう。
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