くらし 令和7年度 町長施政方針と予算の概要 1

令和7年町議会第1回定例会の初日(2月26日)に、田村町長が新年度の町政運営に対する考え方や主要な施策、予算案を明らかにした施政方針を発表しました。その概要についてお知らせします。
施政方針の全文は、役場2階企画財政課及び町ホームページでご覧いただけます。

■はじめに
私が、町民の皆さまに信任をいただき日の出町長に就任して以来、任期4年が満了しようとしております。振り返れば、就任直後は新型コロナウイルス感染症対策に明け暮れる日々でした。
そして、行財政運営においては「人にやさしく住みよいまちづくり」をめざして、給付から環境的支援へと転換することにより、生活環境の質の向上に努めてきたところでございます。
今年は、大久野村と平井村が合併し、日の出村が誕生してから70周年の記念すべき年を迎えます。今年度実施いたします各事業には、合併70周年・町制施行50周年の冠を掲げ記念事業として実施してまいりたいと考えております。

○合併70周年・町制施行50周年記念事業
・記念式典の挙行 298万円
・デザインマンホールの制作 435万円
・記念事業への補助(桜まつり・夏まつりなど) 400万円
※このほか、周年記念事業の年間スケジュールは7ページをご覧ください。

■町政運営について
「第五次長期総合計画後期基本計画」の最終年にあたる令和7年度は、「6つの施策の柱+1(プラスワン)」をまちづくりの中心施策として、「人にやさしく住みよいまちづくり」の実現に向け、目標とする姿との乖離を把握し、未来への歩みを進めてまいります。
そのためにも、引き続き「行政改革(その5)」に確実に取り組み、限られた資源を効果的、効率的に活用して、各分野における諸施策の展開や諸課題解消に努めてまいります。

■6つの施策の柱+1(プラスワン)の展開
◆施策1 ひのでA(安全)・A(安心)大作戦
町では、令和5年の「東京都地域防災計画震災編」の改訂に伴い「日の出町地域防災計画」の修正を行っており、新たな被害想定を基に対策を講じ、防災対策の強化に取り組んでおります。
また、お年寄りを狙った振り込め詐欺などの特殊詐欺をはじめ、交通安全対策や防犯対策の啓発について警察と連携して取組強化をしております。

○消防・防災
消防団については、小型動力ポンプについて更新計画に基づく更新を行うほか、資機材を更新し装備の充実を図ります。引き続き、団長、団員や女性消防隊へ様々な支援を行い、火災時や災害時の活動の万全を図り、町民の安全・安心の充実を目指してまいります。
・小型動力ポンプの更新 217万円

○防犯・交通安全
犯罪抑止のため防犯カメラを増設し、事件や事故が発生した際の情報提供に役立ててまいります。
各学校、幼稚園や保育施設を対象とした交通安全教室を、五日市警察署や交通安全協会にご協力を得て実施し、交通安全意識の向上を図ります。
また、高齢者を特殊詐欺から守るため、自動通話録音機の貸与や、被害防止の啓発を引き続き行ってまいります。

○土地利用
令和5年度から取り組んでまいりました「日の出町都市計画マスタープラン」の改定作業は終了し、新たなまちづくりの方向性をお示しすることになります。今後はこの方針を基に、まちづくりを推進してまいります。

○都市・住宅整備
空き家問題については、「日の出町空家等対策計画」に基づき、空き家等対策協議会の設置をはじめ、「空き家バンク」の設置及びリフォーム代の一部助成に取り組み、空き家管理の適正化や利活用による移住・定住促進を図っているところです。
今年度は能登半島地震を契機に社会状況の変化に対応した「耐震改修促進計画」を策定し、新井町営住宅の屋根外壁改修工事を3ヵ年計画で実施してまいります。
・空き家等を活用した移住・定住支援業務への補助 500万円
・耐震改修促進計画の策定(新規) 589万円
・新井住宅屋根・外壁の改修(新規) 3,067万円

○道路・公共交通
道路整備の継続事業として、補助道第5号線、補助道第15号線、三吉野工業団地16号線の舗装打換工事のほか、新規事業として萱窪5号線の舗装打換工事を行い、歩行者や車両の安全を図ってまいります。
また、橋梁維持として、大場入橋(おおばいりばし)補修工事を行います。
・補助道第5号線舗装打換工事 1,670万円
・補助道第15号線舗装打換工事 2,540万円
・三吉野工業団地16号線舗装打換工事 2,490万円
・萱窪5号線舗装打換工事(新規) 970万円
・橋梁維持補修工事 4,950万円