- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都大島町
- 広報紙名 : 広報おおしま 令和7年12月号
大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。
■赤い渓谷のひみつ~赤ダレ~
寒さが増し、外出も億劫になりがちな季節ですが、空気が澄むこの時期だからこそ際立つ景色があります。その1つが、大島一周道路からでも確認できる赤い渓谷、「赤ダレ」です(本紙写真1)。
遡ること8世紀頃、赤ダレの場所にはカルデラの縁で起こった噴火でできたスコリア丘がありました。丘は風雨によって徐々に侵食されて渓谷となり、安永時代の大噴火では、1778年に三原山の南東から流れた溶岩流が渓谷を流れ下っていきました。その後も侵食が進み、現在はスコリア丘の内部に加え、後に流れた溶岩流の断面も観察できる深い谷となっています。気になる赤ダレの象徴的な色の理由ですが、これは噴火によって噴き出したスコリアが、高温を保ったまましっかり空気に触れたことで内部の鉄分が酸化したため、赤色になりました。黒い大地が広がる大島では、その赤さが目を引きますね(裏面ナイスショットおおしま)。
赤ダレは、伊豆大島ジオパークのジオサイトに登録されています。見晴らし抜群の自然環境がつくり上げた鮮やかな渓谷とその先に続く伊豆諸島の島々、必見です!
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕
赤ダレは場所が分かりにくく、足元に注意が必要だよ!崖の際には絶対に近づかないでね!
