- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都大島町
- 広報紙名 : 広報おおしま 令和7年8月号
東京都とウミトロン株式会社は、「吸収・除去系カーボンクレジット創出促進事業」の一環として、差木地漁港においてアントクメ(通称:ヒロメ)をはじめとする藻場の造成と遠隔モニタリング体制の構築を進めています。今年4月に差木地漁港内に設置した柱状の藻場礁では、ウミトロンが自社開発した水中カメラを通し、ヒロメの生育状況に加えて、藻場礁に付着した微細藻類(肉眼では識別困難な小さな藻類)をついばむ魚や、礁の影やすき間に身を潜める生き物たちの様子も観察されるようになってきました。こうした映像やデータは、今後のブルーカーボン(海藻等の海洋生態系が光合成により二酸化炭素を取り込み、その後海底や深海に蓄積される炭素のこと)に関する取組に活用するほか、大島町における環境教育の教材や地域振興に向けた素材としての活用も検討しています。この取組が、大島の豊かな自然を次世代へつなげる一歩となることを願い、引き続き取り組んでいきます。なお、藻場の様子が見られる動画は、ウミトロン株式会社のホームページでご覧いただくことも可能です(「ウミトロン伊豆大島」と検索してみてください)。
【URL】https://pr-ja.umitron.com/post/784842514911887360/tokyobluecarbon
問い合わせ:
産業課水産商工係【電話】2-1445
ウミトロン株式会社【電話】03-3504-1343