イベント 市長だより

横浜市は、「循環型都市」への転換を進めています。たとえば、市内ベーカリーと協力し、消費期限内の売れ残ってしまったパンを専用ロッカーで販売して食品ロスを減らしたり、家庭で出る使い終わった食用油を回収し、飛行機を動かす燃料に生まれ変わらせたり―。
「棄てずに、次に活かす」ことで資源を「循環」させ、ごみの量を減らし、温暖化の原因となるCO2の排出も抑えていく。これが、横浜がめざす「循環型都市」の姿です。
この動きを支えているのは、市民の皆さまです。横浜には、環境にやさしい暮らしを自分たちの手で広げている方々がたくさんいます。そうした取組を“STYLE(スタイル)”と呼び、「横浜には、こんなSTYLEがある!」という思いを全国に広げるため、100個のSTYLEを紹介するプロジェクト「STYLE100」を始めました(3面参照)。市民の皆さまの熱意と行動が、日本の循環の輪をさらに広げていくよう、しっかりと発信してまいります。
2027年には、横浜で「GREEN×EXPO 2027」が開催されます。花と緑に囲まれ、環境にやさしい未来の社会をテーマとするこの万博を、市民の皆さまとともに創りあげていくため、本市出展では、STYLEの理念を体現し、横浜が描くグリーンな社会を国内外に発信します。横浜の地域資源や市民の創意工夫を世界に伝える、絶好の機会としていきます。
ボランティアの募集も始まりました。活躍の場はさまざまです。皆さまお一人おひとりの力が、横浜の魅力を伝える原動力になります。
市民の皆さまと力を合わせ、たくさんの笑顔を咲かせる万博にしていきたいと思います。

横浜市長　山中竹春