文化 横浜の財産を災害から守る~歴史的建造物を活かす横浜のまちづくり

開港・文明開化を象徴する近代建築、宿場や農村の面影を残す古民家――。
横浜には時代を超えて愛される歴史的建造物が数多くありますが、近年、こうした貴重な建造物が震災により倒壊してしまうケースが増えています。
横浜市では、先人たちが残してくれた市民の貴重な財産を守るため、耐震化やリノベーションを進めながら、次世代へ大切に引き継いでいきます。

■旧根岸競馬場一等馬見所(中区)
日本初の洋式競馬場として開設された根岸競馬場内に、1929年「旧根岸競馬場一等馬見所」が建設されました。
現存する日本最古の競馬場建築であり、西洋文化の玄関口であった横浜の歴史を象徴する建物です。
今後、耐震補強を行いながら、根岸森林公園と一体的な活用策を検討し、エリアの魅力を高めるまちづくりを進めます。

■三溪園(中区)
国指定名勝で、庭園散策や文化体験が楽しめる三溪園。
園内の「旧燈明寺三重塔」は、1457年(室町時代)に建設された関東地方最古の塔で、重要文化財に指定されており、室町時代の建築技術と美意識を今に伝えています。
今後、耐震補強や長い年月を経て風雨にさらされてきた木造の塔の修理を行います。

■池谷家住宅(港北区)
池谷家住宅は1857年の幕末に建築された古民家で、2023年度に歴史的建造物に認定されました。
現在、綱島駅東口地区では、この貴重な建物の歴史的価値を守りながら、周辺と調和させ、市民の新たな憩いの場を生み出すまちづくりを進めています。

三溪園・池谷家住宅については、保存活用を着実に進めるための寄付を募集しています。
ふるさと納税による税額控除が受けられますので、ぜひ、皆様の応援をお願いいたします!

実施期限:12月31日(水)
目標金額:
・三溪園…600万円
・池谷家住宅…300万円

詳しくはウェブページへ

問合せ:
・三溪園について…にぎわいスポーツ文化局観光MICE振興課【電話】045-671-3546【FAX】045-663-6540
・池谷家住宅について…都市整備局都市デザイン室【電話】045-671-2023【FAX】045-664-4539