- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市金沢区
- 広報紙名 : 広報よこはま金沢区版 令和7年8月号
■第七十一回 国宝に見る 薬と食べ物
県立金沢文庫 学芸員 三輪 眞嗣(みわ しんじ)
薬と食べ物は私たちが生きていく上で大事なものです。それは歴史を生きてきた人々も同様でした。称名寺に伝わり、現在は神奈川県立金沢文庫が管理している国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」には、中世の人々が記した手紙が多数含まれています。その手紙では日常生活の様々な様子が語られていますが、例えば薬を求める手紙、贈られた食べ物への感想を述べた手紙など、現代の我々でも共感できるような内容が書かれています。
8月31日まで開催している特別展「国宝に見る 薬と食べ物」では、「称名寺聖教・金沢文庫文書」のなかから、中世人の語る「薬と食べ物」に注目し、その面白さを読み解いていきます。
ぜひご来館ください。
■特別展「国宝に見る 薬と食べ物」
日時:7月18日(金)~8月31日(日)9時~16時30分(入館は16時まで)
費用:一般400円(300円)、20歳未満・学生250円(200円)、65歳以上200円(100円)、高校生100円、中学生以下・障害者は無料
※( )内は20人以上の団体料金
休館日:毎週月曜日(ただし8月11日(祝・月)は開館)、8月12日(火)
問合せ:県立金沢文庫(金沢町142)
【電話】701-9069【FAX】788-1060