- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県逗子市
- 広報紙名 : 広報ずし 2025年12月号
■知的障がいのある子を持つ親の会
▽親子で楽しみながら家族の悩みや不安を共有
逗子市手をつなぐ育成会
会長 山田弘子さん(久木)
親子で参加するバス旅行やお楽しみ会、親のおしゃべり会などを定期的に開催しています。知的障がいといっても、障がいの程度や特性はそれぞれで、親の悩みもさまざまです。また学齢期を過ぎると、生活や受けられる支援がガラッと変わるので、分からないことは先輩の会員に相談することも。私もたくさん救われています。
本人たちは、市内のイベントや活動などにも楽しく参加しています。まちで見かけたら「いろんな人がいるんだな」と受け止めてもらえるとうれしいです。また、同じ境遇の親御さんで悩みを抱えていたら、いつでも話を聞きますので声を掛けてください。
■知的ハンディをもつピアノの仲間の集い
▽小さなプラスを積み重ね 大きな舞台で弾くピアノ
小さな小さな音楽会
主宰 成田文忠さん(池子)
自閉症の息子にピアノを教え始めたのが40年前。知的障がい児の親御さんから我が子にもとレッスンが広まり、年一回の発表会が今年で38回目を迎えました。
障がいの特性が一人一人違うように、ピアノの楽しみ方や指導方法も一人一人違います。レッスンでは楽譜通りに弾くのではなく、それぞれの心にある音楽を引き出せるよう指導しています。その教え方は、レッスンを通して生徒たちから教わったもの。少しずつでも必ずプラスがあり、その前進を見られるのが何よりうれしいです。
来年も、4月になぎさホールで発表会を予定しています。彼らの演奏を、ぜひ聴きにいらしてください。
■楽しく学んで障がい理解 ふれあいフェスinずし2025
体験や交流を通じて楽しく障がいを知り、学ぶことのできるイベントを開催します。
日時:12月6日(土)10:00~14:00
場所:逗子アリーナ
【ホームページ番号】1013006
●いろいろな体験をしよう
難聴や発達障がいの障がい体験に加え、点字や音訳、要約筆記、車椅子サポートなどの支援が体験できるコーナー。ユニバーサルスポーツのボッチャやラダーゲッターなど、子どもから大人まで楽しめるさまざまな体験企画があります。
●Pick up よく使う挨拶を手話で覚えよう
挨拶や気持ちなど、よく使う単語の手話を体験しながら学べます。写真の手話は「ありがとう」。その他は、会場で体験しましょう。
●ふれあいマーケットでショッピング
市内の障がい福祉関係の事業所で作られた、クッキーなどのおいしいお菓子、キーホルダーやコースターといったかわいい雑貨を販売します。お弁当の販売もあります。
●スタンプラリーで景品をもらおう
各ブースでの体験を通して、障がいの理解を深めながらスタンプを集めよう。クッキーなどの景品と交換できます。
*先着約250人
他にも、手話絵本の読み聞かせやクリスマスグッズのワークショップ、ダンスのステージ発表などの楽しいプログラムがあります。
問合せ:障がい福祉課
