くらし 厚木愛通信

厚木市長 山口貴裕

心配していた台風の予報が、まるで嘘のような晴天の中で始まった「あつぎ鮎まつり」。二日間にわたり、約33万人のお客さんをお迎えして開催しました。
初日はオープニングパレードから始まり、立ち並ぶ屋台やエネルギーに満ちたダンスステージなどでにぎわいました。暑さに負けない皆さんの活気あふれる姿に、私も元気を分けていただきました。2日目もパワフルなみこしショーで盛り上がり、民踊総おどりでは汗だくになりながら、皆さんと一緒に全力で楽しみました。
メインイベントの大花火大会は初日のフィナーレとして約1万発を打ち上げ、市制70周年を盛大に祝いました。私にとって鮎まつりは、子どもの頃から家族や友人と過ごしてきた夏の伝統的な行事です。小学生の時に市営球場から見た大輪の記憶は、今も鮮明に脳裏に焼き付けています。
猛暑による皆さんの健康への影響を踏まえ、夏の開催を最後とした鮎まつり。誰もが安心・安全に楽しめることを最優先に考え、80回目を迎える来年からは秋に移行します。時期が変わっても先人の皆さんが紡いできた精神を継承し、誇りある伝統文化を発展させてまいります。