くらし 2024年度決算の概要 皆さんのお金、何に使われている?

より良いまちづくりを進めるためには、お金の使い方を皆さんと共有し、一緒に考える必要があります。今回は2024年度の決算状況をお知らせします。

■一般会計から税金の使い道を知ろう
歳入総額:1144億323万円
(一人当たりの金額51万2987円)

歳出総額:1088億1222万円
(一人当たりの金額48万7917円)

※未使用となった予算は、翌年度へ繰り越し、自主財源として活用しています。

◇健全な財政状況
活発な企業活動などに支えられ、国から普通交付税を受けない不交付団体を、61年にわたり続けています。

▼年収400万円世帯の家計に例えると
▽収入
自主財源
・給料・パート収入(税金、使用料など) 211万9000円
・貯金を下ろす(繰入金) 11万8000円
依存財源
・親からの援助(国・県支出金など) 130万9000円
・銀行からの借金(市債) 45万4000円
合計 400万円

▽支出
消費的経費
・食費(人件費) 59万円
・家の修繕(維持補修事業費) 6万2000円
・光熱水費、日用品、教育費など(物件費、補助費など) 87万7000円
・医療費・保育料など(扶助費) 104万3000円
投資的経費
・家の増改築など(普通建設事業費) 56万9000円
その他
・子どもへの仕送り(繰出金) 29万2000円
・借金返済(公債費) 19万1000円
・貯金など(その他) 18万1000円
合計 380万5000円

収入では、給料・パート収入が53.0%、支出では、医療費や保育料などが全体の27.4%と、大きな割合を占めています。

自主財源…市民税や施設使用料など自主的に調達するお金
依存財源…国や県などから入るお金
消費的経費…経費支出の効果が年度内など短期的に終わるもの
投資的経費…建物や道路整備などの効果が長期的に継続するもの

▼主な使い道
▽子育て・教育で選ばれるまち
保護者の経済的負担の軽減や子どもたちの食の環境を支えるため、市立小・中学校の給食費を無償化

▽福祉の充実による住みやすいまち
「かなちゃん手形」の1年券の購入費助成額を4800円から7800円に拡大

▽災害から命と暮らしを守り抜くまち
大規模地震発生時の通電火災のリスクを軽減する感震ブレーカーを有償配布

▽スポーツ・文化芸術・歴史の聖地
(1)天井補強や、バリアフリーに配慮した文化会館の改修を実施し、1月にリニューアルオープン
(2)市外の団体や個人が実施するスポーツ合宿などを本市へ誘致

▽生まれ変わる中心市街地
(1)複合施設「あつめき」の本体建設工事に着手
(2)本厚木駅北口周辺の生まれ変わりに向けた事業検討
(3)再開発準備組合の整備コンセプト検討などを支援

▽強い財政力をいかしたまち
2014年度から進めてきた森の里東土地区画整理推進事業が完了

▽道路交通の円滑化
厚木環状3号線などの整備を推進

▽持続可能なあつぎの農業
厚木市民朝市や夕焼け市、農産物の直売、農業まつりなどを支援し、地産地消を推進

▽安心して暮らせる防犯のまち
地域の防犯力の一層の向上を図るため、公民館、公園、児童館、保育所に防犯カメラを設置

▽カーボンニュートラルの達成に向けて
省エネ家電買い換え奨励金を交付し、買い替えを促進

▽その他
(1)厚木北公民館の新築工事が完了
(2)市制施行70周年を祝うための記念事業を実施

■市の財政状況は?
比率が基準値を超えた場合は、財政の悪化を表します。

■特別会計も確認しよう
特別会計は、特定の事業を一般会計と分けて経理するための会計です。

※病院事業:純損失3億5032万円
公共下水道事業:純利益2億5075万円

■あつぎの財政状況2025
市の財政状況をグラフなどで分かりやすく解説している資料です。現状やこれまでの推移なども分かります。
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問合せ:財政課
【電話】︎225-2170