- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県座間市
- 広報紙名 : 広報ざま 2026年2月号
■石造物が伝える地域の絆
普段あまり気に留めることはないかもしれませんが、座間市内には多くの石造物が残されています。
かつては、市内のほぼ全域に道祖神塔が建っていました。毎年1月14日には、この道祖神塔のもとに人々が集って、不用になった注し連め飾りや門松などのお焚き上げが行われました。この行事は「サイトバライ」または「ドンド焼き」などと呼ばれていました。
また、庚申塔(こうしんとう)も道祖神塔とともに市内でよく見かける石造物です。60日に一度めぐってくる「庚申(かのえさる)」の日の晩は、皆で経文(きょうもん)などを唱えて飲食をした後、明け方まで眠らずに世間話をしたり、古老の昔話などを聞いたりしました。このような集まりは「講」と呼ばれ、庚申講の他にもさまざまな講が組織されました。市内には、不動講や富士講など、さまざまな講の石造物が現在も残っています。娯楽の少なかった時代、講の集まりは貴重な交歓の場でもありました。
今度石造物を目にしたとき、かつて石造物を囲んで人々が集い、そこに地域の温かい繋がりがあったということに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
担当:生涯学習課
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