健康 健口(こう)のヒント

■一般社団法人茅ヶ崎歯科医師会から
テーマ:子どもより多くなっている大人の虫歯~根面(こんめん)う蝕(しょく)~
8020運動*で、80歳を超えても歯がたくさんある高齢者が増えました。ステーキ、煮干し、落花生、たくあん等をいつまでも自身の歯で食べられるということは、幸せなことですね。しかし、歯がたくさん残ったことで、大人の虫歯の数が子どもの虫歯の数を超えだしていることをご存じでしょうか。
年を重ねると歯茎が下がり、根が出てきます。歯茎が下がると歯の間に食べかすが詰まりやすくなるので、そこから虫歯になるのです。これを「根面う蝕」といいます。根面う蝕は、進行が速く、あっという間に歯が強くしみ始めます。手指が動かしにくくなって、歯磨きがしづらくなるのも原因です。
歯を磨くのがおっくう、手指が動かしにくい、と感じたら、電動歯ブラシを利用してみましょう。ただし、使い方を誤ると磨き残しが増えるので、説明書をしっかり読んでください。それでも歯みがきが大変だと感じる人は、かかりつけの歯科医院を受診して専門的清掃(PMTC)を受けましょう。定期的な歯の清掃が、お口の健康を保つ近道です。
6月8日(日)には、シンコースポーツ寒川アリーナ(寒川総合体育館)で歯科医師会主催の歯の健康増進週間にちなんだ催しがあります。日々の歯磨きについてなどの質問もできるので、ぜひ参加してみてください。
*「80歳になっても20本以上の自分の歯を持とう」という運動のこと

問合せ:健康づくり課
【電話】内線733 健康づくり担当