くらし 拾う、心。広がる、笑顔。

11月9日、湯本小学校で、環境先進観光地―箱根第62回美化大会を開催、多くの皆さんが集まりました。
美化大会当日を全町統一清掃展開日と定め、前後2ヵ月程度の期間中に各地域で地元自治会などに清掃のご協力いただいております。
一つひとつのごみを拾うことは、ただ町をきれいにするだけでなく、美しい箱根を未来へつなぎたいという「心」を拾い集めるリレーのようです。
その心が集まる場所には、自然と「笑顔」の輪が広がっていました。
町では美化大会以外にも年間を通じてさまざまな美化活動を実施して美しい箱根を守るために努めています。

今月号は町の大掃除ともいえる美化大会と家庭の大掃除、また観光美化・自然愛護コンクールでの作文入賞作品「旧街道から学ぶ「自然との共生」」から町の環境について考えます。
皆さんもこれを機会にごみの捨て方などを見つめ直し、環境について考えるきっかけにしてください。
次のページでは、子どもたちが表現してくれた、標語、ポスター、そして心温まる作文をご紹介します。そこには、未来への大切なメッセージや私たち大人がハッとさせられるような発見が込められているかもしれません。

■美化大会のはじまり
戦後、当町は、観光地として飛躍的に成長した半面、沿道ごみの増加が問題となりました。そこで、昭和37年、さらに観光地として発展することを目的として、各種団体の協力のもと「箱根をきれいにする運動」を展開し、毎月1日と15日を全町一斉清掃日として町内美観の向上を図ろうとしたことが美化大会の発端です。

■町内の沿道美化活動
昭和37年以降、町内美観の意識が町民に根付いており、現在も各種団体による、沿道美化活動は受け継がれています。各種団体の協力により、美観が保たれています。

◇花いっぱい活動
各種団体の協力のもと、沿道のプランター等へ年数回花の植栽をしています。

◇美化パトロール
町内のハイキングコースの見回りやごみの持ち帰りなどの美化啓発活動が実施しています。

◇ロータリークラブ
「箱根ロータリークラブ」が、清掃活動及び観光客への啓発活動を実施しています。