- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県箱根町
- 広報紙名 : 広報はこね 令和7年12月号
作文にあったように、江戸時代の人々は自然にあるものを上手に使い、暮らしを営んでいました。その「ものを大切にする心」は、現代のごみ減量にも通じるヒントです。年末の大掃除を、私たちの暮らしとごみについて見つめ直す機会にしてみませんか。
■[ステップ1]まずは「分ける」
大掃除で出るごみ。
正しく分別すれば、大切な資源に生まれ変わるものがたくさんあります。
《危険なごみ》
スプレー缶やライター、乾電池は中身を使い切り、他のごみとは分けて出しましょう。
《雑紙》
お菓子やティッシュの箱、包装紙なども大切な資源です。
紙袋などにまとめてひもで縛って出しましょう。
《古着》
まだ着られる服は、資源回収やリサイクルショップへ。
■[ステップ2]「捨てる」の前に「活かす」
まだ使えるけれど、我が家では不要になったモノはありませんか?
《リユース》
リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリを活用したりして、必要としている人に譲る方法も。
町の「ゆずります、ゆずってください」も活用してください
《リペア》
少し壊れただけなら、修理して長く使う工夫を。
■[ステップ3]「処分する」
どうしても処分が必要な粗大ごみは、ルールを守り正しく排出しましょう。
《処分方法》
1.戸別回収(有料)
1個(1セット)につき500円、1回の収集で2個まで出せます。
収集日:毎月第2・第4火曜日
出せるもの:一辺の長さ50cm~2m未満、重さ100kg未満のもの
予約方法:11日前までに電話予約が必要です。
予約先:環境センター
【電話】83-6596
2.環境センターへ直接搬入(有料)
ご自身で環境センターへ搬入可能です。
料金:1kgあたり23円
※ゴミステーションへ、ごみを出す場合はルールを守りましょう。
※可燃ごみ(30cm未満のもの)を環境センターへの直接搬入する場合は、1kgあたり18円となります。
■「きけん」そのごみ出し、ちょっと待った!リチウムイオン電池は捨てられません。
◇全国的に深刻化
モバイルバッテリーなど、充電して繰り返し使える多くの製品に使われているリチウムイオン電池は、強い力が加わるとショートして激しく発火する特性があります。
ごみ収集車は、中のごみを圧縮しながら収集するため、リチウムイオン電池が混入していると、押しつぶされて発火し、火災につながる危険性が非常に高いです。
このような収集車やごみ処理施設での火災は、全国で深刻な問題となっていて、リチウムイオン電池1つで大きな事故を引き起こしかねません。
◇リチウムイオン電池が使われている製品の例
・スマートフォン
・モバイルバッテリー
・ハンディファン など
これらの製品や、取り外したバッテリーは、絶対に「ごみ」として出さないでください。
◇正しい処分方法
使用済みの小型充電式電池は、電極部分をビニールテープなどで絶縁し、家電量販店やスーパーなどに設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れてください。
※リサイクル協力店の場所は、JBRCのホームページなどで検索できます。
皆さんの安全な暮らしと安定したごみ処理のため、分別の徹底をお願いします。
《あれ、このゴミどうやって捨てるんだっけ?》
と、迷ったら、町公式LINEを活用してみてください。ごみの名前を入力するだけで分別方法がわかるので便利です!
■年末年始のごみ受入日のお知らせ
◇直接受け入れ
・12月31日(水) 受入最終日
・1月3日(土) 受入開始日
いずれも8時30分~16時
※ごみの収集についての詳細は2025年度版ごみ収集カレンダーを確認してください。
照会先:環境センター
【電話】83-6596
■私たちがつなぐ美しい箱根
今年も美化大会へのご協力、ありがとうございました。そして作文に込められた「思い」は、大切な故郷である箱根の自然や文化を大切に守りながら、持続可能な形で美しい箱根を次世代へつなげていきたいという強い決意でした。
「自然との共生」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、その第一歩は、大掃除でのごみの分別や、まだ使えるモノを誰かに譲るといった、私たちの足元にあります。
「モノを大切にする心」それもまた、作文にあった「代々受け継がれてきたものを大切に残す」ことの一つです。
きれいな箱根・きれいな家で、気持ちよく新しい年を迎えませんか。
町も環境に係る取り組みを推進していきますので、皆さんの日々の暮らしの中でのご理解とご協力よろしくお願いします。
照会先:環境課
【電話】85-9565
