くらし ≪特集≫にいがた 酒都物語(2)

◆蔵元のこだわりに触れよう 酒蔵探訪
新潟駅から徒歩圏内にあり、酒蔵見学や試飲ができる今代司酒造を紹介します。酒造りの現場をのぞいてみましょう。

『今代司酒造』
「少しでも日本酒に興味を持ってもらうきっかけになれば」と蔵見学を続ける江戸時代創業の老舗。新潟県産の米と菅名岳(五泉市)の天然水を使用し、全国でも珍しいアルコールを一切添加しない全量純米仕込みの酒造。日本酒文化を国内外に広めるため、英語ガイドによる酒蔵見学を行うなど積極的に海外観光客も受け入れている。

営業時間:9時~17時
駐車場:30台(大型バスも可)

≪酒蔵見学≫
予約:同酒造ホームページから要予約
料金:無料
※10人以上の団体・英語ガイドは有料、試飲有料コースあり
所要時間:約30分

▽酒蔵見学をしよう
1.酒造りの工程を学ぶ
酒造りだけでなく、日本酒の基礎知識や歴史なども解説してくれます。フォトスポットもあります。

酒造りが本格化している今は実際の仕込み作業も見学できるかも!?
-直売店店長 横山 祐太郎さん

2.ギャラリー見学で歴史に触れる
これまでに販売した商品や昔の酒造りの道具などが並ぶギャラリーエリア。老舗ならではの歴史を感じさせます。

3.試飲 and 買い物を楽しむ
見学の最後は、日本酒好きにはたまらない試飲タイム♪季節のお酒を味わいましょう。併設の直売店では、気に入った銘柄を購入することもできます。

・甘酒(ノンアルコール)の試飲もあるのでお酒が苦手な人も楽しめます

◆ほろ酔い 日本酒イベント PICK UP(ピックアップ)!
この他にも日本酒をテーマにさまざまなイベントを開催します。
詳しくは特設サイトをチェック!

▽酒とごちそう 「いわむろの宴(うたげ)」
西蒲区岩室地区のたからやま醸造の日本酒と岩室温泉の伝統、旬の料理を堪能できます。

12/7(日)
時間:17時半~20時半
場所:高志の宿 髙島屋(西蒲区岩室温泉)
定員:先着80人
料金:13,000円
申し込み:特設サイトから申し込み
問い合わせ:同宿(【電話】0256-82-2001)

▽るるぶ特別編集「新潟市-日本酒に出合う旅」発行
酒どころ新潟市の楽しみ方を紹介するガイドブックを12月上旬に発行します。酒旅プランの参考にお薦めです。
※新潟市ホームページから閲覧できるほか、観光案内センター、宿泊施設、区役所などで配布。表紙デザインは変更する場合があります

◆プロに聞く! ペアリング術
日本酒の特徴と料理の味わいを合わせ、互いのおいしさを引き立てることを「同調」といいます。この考え方を使った日本酒と料理の組み合わせ例を紹介します。

○爽酒(そうしゅ)
軽快でなめらかなタイプ
主に普通酒系、本醸造酒系

「冷ややっこ」
素材の味わいを活かした料理とよく合います。

○薫酒(くんしゅ)
フルーティーで香りの高いタイプ
主に大吟醸酒系、吟醸酒系

「タイのカルパッチョ」
軽やかな前菜や柑橘類を使った料理とよく合います。

○醇酒(じゅんしゅ)
米の旨味を感じるコクのあるタイプ
主に純米酒系

「桜エビとアボカドのクリームピザ」
塩分の効いた料理や乳製品ともよく合います。

○熟酒(じゅくしゅ)
濃厚な熟成タイプ
主に長期熟成酒系、古酒系

「ブルーチーズの蜂蜜添え」
スパイスの効いた料理や発酵食品などとよく合います。

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問い合わせ:観光政策課
(【電話】025-226-2608)