くらし 連載最終回 みなとまち新潟 次世代に向けた古町芸妓(げいぎ)魅力発信事業

■まちをうけつぐ まちをつくる ~古町花街に学ぶ、高校生のまちづくり探究~
区では、若い世代ならではの新たな視点や感性をいかし、地域の魅力を広く発信することで、地域産業の活性化や交流人口の増加を目指しています。今年度は、新潟南高校の探究活動「江風SSG」で「まちづくり」をテーマに学ぶ生徒たちの取り組みの様子を、不定期で紹介してきました。最終回となる今回は、今年度の授業を通じて生徒たちが感じた古町の魅力について、生徒の皆さんに記事にしてもらいました。

●芸妓さんとの交流で感じたこと
私たちは授業の一環として、古町芸妓さんをお招きし、学校で交流の時間を持ちました。風情のある料亭が立ち並ぶ古町花街では、日本一の米や地酒、四季折々の食材を使った料理とともに、芸妓文化が今も大切に受け継がれています。そんな古町花街を象徴する古町芸妓さんの立ち振る舞いは凛としており、普段の教室の雰囲気が一気に引き締まったように感じました。
しかし、芸妓さんと直接会話を交わすうちに、優しい語り口や仕草に触れ、緊張していた私たちの肩の力も自然と抜けていきました。そのおかげで、とても楽しく、心に残る時間を過ごすことができました。新潟の伝統芸能の価値は、芸妓さんをはじめとする人々の温かさにあるのだと感じました。
近年、芸妓さんの人数は減少しているそうです。しかし、芸妓体験会やイベントへの出演などを通して、高校生の私たちも関わることができる機会が増えています。こうした取り組みを通じて、古町花街の魅力や伝統が次の世代へと受け継がれていくことを願っています。実際に学ぶ中で、「古町芸妓」には若い世代が挑戦しやすい環境が整えられていることも知りました。芸妓になるために普通は、中学卒業後から始めなければいけないのに対し、「古町芸妓」は高校卒業後からでも目指すことができ、企業として運営されているため、安定した収入が得られる点は大きな強みだと感じました。

●講演とフィールドワークから学ぶ
以前、講演をしていただいた「ふるまち樽拳」の西川裕さんのお話では、まち全体を一つの宿泊施設のように捉えることで、観光客が食事や観光をその周辺で行える仕組みが紹介されました。観光客が小さな範囲で楽しむことで、周囲の店舗にも相乗効果が生まれ、地域全体の活性化につながるという考え方に、とても魅力を感じました。
また、フィールドワークでは「古町花街の会」事務局長の久保有朋さんから、歴史ある建物の外観を残しつつ内部をリノベーションすることで、昔ながらの景観が守られているということを聞き、自分たちで歩くだけでは気づくことのできなかった古町の魅力を、歴史とともに体感することができました。

●次の世代へつなぐ古町の魅力
私たちは、実際に訪れて感じた魅力をまとめたフリーペーパーも作成しました。
素敵なお店がたくさんある古町に、ぜひ足を運んでみてください。

問い合わせ:地域課
(【電話】223-7054)