- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市秋葉区
- 広報紙名 : あきは区役所だより 令和7年11月2日号
新津図書館には約14万冊の本や約100誌の雑誌などが所蔵され、ソファ席や窓辺に並んだ席で穏やかな時間を過ごすことができます。普段から利用している人も、利用したことがない人も、読書の秋を図書館で満喫しませんか。
◆わたしの一冊
皆さんのおすすめの一冊を付箋(ふせん)に書いて紹介してください。あなたの一冊が誰かの出会いにつながります。
◆大人向け読書ノート
※なくなり次第終了
大人向けの読書ノート100部を配布します。読書の記録にご活用ください。
◆こども向け うちどく読書ノート・ぬりえ
秋のぬりえは「どんぐり」と「ふうせん」です。ノートやぬりえをいっぱいにしたら、図書館の人に見せに来てくださいね。シールをプレゼントします!
◆秋のおはなしのじかんスペシャル!
読書週間中はおはなしのじかんをスペシャル版で開催しています!
◆誰もが本を楽しめるりんごの棚
りんごの棚とは、障がいのあるなしに関わらず、誰もが楽しめる資料などを集めた本棚で、大きい文字や易しい言葉を使って分かりやすく書かれている本や、触って楽しむ絵本などを集めています。
▽LLブック
易しく読みやすい文章で書かれています
▽点字の本
図書の内容を点字に翻訳した本です
▽布絵本
布でできていて触って楽しむことができる絵本です
▽読書補助具
リーディングルーペなど、本文の上に重ねて読みやすくする道具です
◆新津図書館司書のおすすめの本を紹介
『ムーミン童話全集8巻-ムーミン谷の十一月-』
トーベ・ヤンソン/作・絵 鈴木 徹郎/訳
講談社 1990年
掃除ができなくなったフィリフヨンカやママに憧れるホムサなど、満たされない思いを抱えた人々がムーミン谷を訪ねてきました。ところがムーミン一家は留守で屋敷は空っぽ。集まった人々だけの奇妙な共同生活が始まります。ムーミンシリーズなのにムーミンたちは出てきません。登場人物たちが自己を見つめて悩みのもとと対峙する心の機微に、読んでいて心が軽くなっていくお話です。
『せかいでいちばん大きなおいも』
二宮 由紀子/作 村田 エミ子/絵
佼成出版社 2013年
ヤマモトさん夫婦が畑で掘り出したのは、とても大きなおいも。自分を世界一大きいと信じるおいもは、世界で一番大きい人に食べてもらうため、旅に出ます。旅先でたくさんの大きい人に出会うおいも。あんなに大きかったはずのおいもが、だんだん小さくなって見える面白さとともに、収穫の秋の喜びが感じられます。
『愉しい日本酒学入門』
新潟大学日本酒学センター/編著
河出書房新社 2025年
新潟大学で始まった「日本酒学」。本書では日本酒についての歴史や製造方法、日本文化との関わり、健康への影響など多方面から解説しています。和食以外で日本酒に合う意外な食材や、なぜ日本酒を紹介する時に白磁で底に青の二十丸があるお猪口(ちょこ)が使われることが多いのかなど全てに理由があり、なるほどと思わされます。
お酒を飲む人はもちろん、飲まない人も楽しめる一冊です。
『三千円の使いかた』
原田 ひ香/著
中公文庫 中央公論新社2021年
「人は三千円の使いかたで人生がきまるよ」そんな一家言ある祖母を持つ母と娘、御厨(みくりや)家の女三世代のお金に関わる群像劇です。物価高に株や貯金、節約などのお金の話。仕事に恋愛、結婚と子育て、老後などの人生の話。その二つが折り重なり広がる物語に自然と引き込まれていきます。彼女たちの物語を楽しみながら、お金についても考えてみませんか。
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新津図書館【電話】22-0097
所在地:日宝町6-2
開館時間:
・月~木・土 10時~19時
・日・祝 10時~17時
休館日:金曜、第1水曜、年末年始、蔵書点検期間
