- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市南区
- 広報紙名 : 南区役所だより「みなみ風」 令和7年12月21日号
◆「組子細工」卓越した技術が繊細さと美しさを生む
厚生労働省が「令和7年度の卓越した技能者(通称・現代の名工)」として、142人を決定しました。新潟県内からは3人が受賞し、そのうちの一人が(有)吉田建具製作所・吉田新弥さん(和泉)です。
吉田さんは大学卒業後に家業を継ぎ、現在まで建具職人として活躍しています。小さい木片を組み合わせて製作する「組子細工」は、幾何学模様が美しく、繊細さを感じさせる卓越した技術と努力の賜物(たまもの)です。職人としての製作だけでなく、その魅力を伝える活動にも力を入れ、今年10月には初の海外となる韓国でワークショップを開催しました。参加者の多くが親子連れだったそうで「こどもたちの作品が完成した時の笑顔が、強く印象に残っています」とうれしそうに話してくれました。3時間で70人を超える参加があり、大盛況に終わりました。「韓国は芸術・工芸への関心が高く、デザインの良い・カッコ良いものが多いなと感じ、とても興味深く刺激になりました」と振り返りました。
貪欲に作品製作に向き合う吉田さん。今後、自身が受けた刺激を形にした作品がとても楽しみです。この卓越した技術は、まさに“つないでいきたい伝統”そのものです。
・幾何学模様が好きで、着物の柄などを見て「いいな」と思い、ヒントを得ることもあるそうです。
・デザインから製作、納品までを吉田さん一人で行っています。細かい細工は根気が必要になりますよね。
・過去に開催した「笹川邸 和のヒカリ」では、すてきな組子作品により幻想的な空間が演出されました。
