くらし 応急手当を学んで命を助けよう!

9月9日(火)に升潟小学校の5年生を対象に命の大切さを学ぶ特別授業が行われました。応急手当などに関する正しい知識を深める授業で、参加した児童は「AEDは思ったより簡単で緊急時でもできそう。」「電源を入れると音声が流れることを知った。」などの感想がありました。
西蒲消防署では、毎月1回水曜または土曜に応急手当講習会を開催しています。ぜひ参加して皆さんも、応急手当の知識や大切さについて学びませんか。

■AEDとは?
AED=自動体外式除細動器です。突然死の原因となる心臓の病気「心室細動(全身に血液を送れなくなる病気)」を体の外から電気ショックをかけて心臓の動きを正常に戻すための器機です。

■設置場所を知っていますか?
AEDはスーパーや高齢者福祉施設、役所などに設置されています。また、インターネットで「AEDマップ」と検索すると地図上に設置場所が表示されます。

■救急クイズに挑戦!
Q1 令和6年市内の火災件数は143件でした。
では、同年市内の救急隊出動件数は約何件でしょうか。
1.約460件
2.約4,600件
3.約46,000件

Q2 119番通報を受けてから現場に救急車が到着するのは平均約何分後でしょうか。
1.約5分後
2.約10分後
3.約15分後

Q3 令和6年全国の火災による総死者数は1,436人です。では、同年全国の心臓が原因の突然死者数は約何人でしょうか。
1.約800人
2.約8,000人
3.約80,000人

Q4 あなたの近くで人が倒れました。呼んでも返事をしません。呼吸があるかもわかりません。とるべき行動はどれですか。
1.119番通報
2.119番通報+胸骨圧迫
3.119番通報+胸骨圧迫+AED

■答え
Q1.(3)約46,000件
1日平均126件、約5.7分に1件出動しています。
令和5年から2年連続過去最高件数を更新しており、増加傾向にあります。

Q2.(2)約10分後
令和5年市内の119番通報から現場到着までは平均約9.1分でした。

Q3.(3)約80,000人
全国で年間約79,000人(市内で127人)です。日本では、1日平均約200人、7分に1人が心臓が原因の突然死で亡くなっています。

Q4 全て正解
救命率は(1)7.0% (2)14.1% (3)49.3%
迅速に処置をすることで救命率が高くなります。ぜひ行動しましょう。

■応急手当講習会
西蒲消防署では応急手当講習会を実施しています。心肺蘇生法やAEDの使用方法などが学べます。
日時:1月17日(土)午前9時~
会場:西蒲消防署
対象・定員:10歳以上 市内に在住、勤務している人
申し込み:12月10日(水)~新潟市オンライン申請システム「e-NIIGATA」へ

問い合わせ:西蒲消防署消防課
(【電話】0256-72-3309)